2002-04-01 [長年日記]
λ. Y先生のところに、僕をSAに使ってみないかとアピールしに行こうかと思ってたら、先生からメールが。すっごい偶然。感激。まさかエイプリルフールじゃないよね?
λ. 今日は、エイプリルフール・ネタを一日考えていました。(嘘)
λ. Binary operations and diagonal arguments
対角線論法は diagonal arguments っていうのか。
2002-04-03 [長年日記]
λ. On Understanding Types, Data Abstraction, and Polymorphism
次回の論文読み会で発表すべく読んだ。思ったよりは簡単な内容だったが、1時間で読むのは骨かも。分からないところもちらほら。でも、あまり関係ない部分なので、気にしないことにする。
- 型がidealであるというのはどういう事? イデアルって環のアレ?
- 何故、すべての値の集合VがCPO(完備半順序集合)になるのか? そもそもCPOって何だっけ?
λ. 集合 (abstract-set.rb)
原さんのfinite-set.rbだと有限の要素しか扱えないので、そうでない集合も何らかの形で扱いたいなぁと思った。
あるオブジェクトを要素に持つかどうか判別するアルゴリズムが存在しない集合は扱いようがないと思うので、member?をprimitiveにして。それからeach,pick,empty?とかも……とか思って書きかけてみたけど、やっぱイマイチ。
2002-04-05 [長年日記]
λ. SFCって、こんなに人がいたんだねぇ、と思うこの時期。
λ. 新入生って初々しくて良いね。可愛い子いないっかな……
λ. 教職過程
取れるようになったとはいえ、現状では茨の道って感じ。今の2年で、こんなの本気で取ろうって人はいるのでしょうか?
ちなみに、それより上の人はもっと悲惨で、カリキュラムの変更で教科名が変更になったせいで、既に取った単位が、教職課程の単位にならないとか……
清水さん曰く、「オントロジー、定義しろよなー」
λ. 圏論とか
Mapping object の辺りをちょっとずつ。
それから向井先生にconeについて教えてもらう。productの一般化と言って良いのかな? 最小上界になる。
「On Understanding Types, Data Abstraction, and Polymorphismを読みますよん」と向井先生に話したら、Benjamin C. PierceのTypes and Programming Languagesという本をを紹介してくれた。(ISBN 0-262-16209-1) 「タイプとプログラミングの集大成」らしい。
λ. 研究室のプリンタ
両面印刷するときは、lpr -C,"dup"
λ. moduleの落とし穴
moduleがincludeされると、そのクラスと親クラスとの間に仮想的なクラスとして挿入される。なので、そのクラスで定義されたメソッド等はモジュールによって上書きされない一方、祖先クラスで定義されたメソッド等はモジュールによって上書きされる。
moduleのincludeが継承として実現されている事を考えれば当たり前の挙動だけど、今日ははまってしまった。
ψ きた [確かに最新のマニュアルにはC9X featureをサポートするって書いてあるんですが, 実際にコンパイルしてみると見..]
2002-04-06 [長年日記]
λ. 新歓に紛れ込んで、歓待されてみたり。今日は色々と楽しかった。
2002年 4月 6日 (土) 19時 40分 07秒 現在
あなたは 55% の潜在的な被支配願望があります。あなたは支配されることによって、 心の安定を得ることができるタイプの人間です。 あなたは自分を保護してくれる環境や人物に依存することによって、 厳しい現実に対して保護膜を形成しようという傾向があります。 もしも、あなたが自分をマゾヒスティックだと思っているのなら、 それはあなたがこの傾向に意識的になっているからです。 また、もしもあなたが自分をサディスティックな性格だと思っているのなら、 それはあなたが母親のように我が儘を聞いてくれる対象を、 探し求めている結果に過ぎません。 どちらにせよあなたには、あなたを保護してくれる対象が必要です。
λ. On Understanding Types, Data Abstraction, and Polymorphism
さりげなく読み過ごしてしまったけど、latticeって例の「束」か。
λ. G_BROKEN_FILENAMES
glib的には、locale encoding なファイル名は BROKEN なのか。ますますgtk+とは関わりたくなくなったり。
2002-04-07 [長年日記]
λ. いつものメンバで伊豆方面へ。途中「眺望亭 なが澤」という所で昼飯を食べて、それから城ヵ崎と伊豆高原ペンギン博物館等へ。最後にSEASIDE SPAという所で温泉に。こういうのは久しぶりで、一日とても楽しかった。
2002-04-08 [長年日記]
λ. おぉ、特教のマシンにgnomeが入ってるんだぁ。でも、Nautilus重いや。重いから情処の授業では「Nautilus教えちゃダメ」って事になってるらしい。ウヒ
λ. 記号処理プログラミング 第一回
1年生の人が来たので「おぉ、
λ. 現代思想
びっみょー。
λ. 論文読み会
醜態をさらしてしまった。何を話すか半分くらいは考えてあったはずだったんだけど……、うーん。次回こそはきちんと資料も用意して雪辱をはらそう。
λ. コンプレックス
実装の話よりもこういう理論の話の方が好きなのは、コードが書けない事へのコンプレックスの裏返しなのかも知れない。
λ. ごはん
遠山さん、加藤さん、豊田さんと豚菜。
ψ Ze [なんで、7日の分を書かないィ?]
2002-04-09 [長年日記]
λ. 研究会
tomcatのソースを交代で読むことに。16万行くらいあるらしいのだけど、一体何にそれだけの行数を使っているのだろう?
それから、Haskellの本を輪講しようという案も出したのだけど、予想通り却下された。うぐぅ。
λ. C言語
でも、実際には変数の使いたい範囲がオーバーラップしてたりすることも多いし、ブロックにすれば美しいというわけでも無いと思うのだけどなぁ…
λ. tomcat
……と思ったが、jakarta-tomcat-3.3.1を実際に見てみると、さすがに16万行はなくて、約5万行だった。ぱっと見た感じそう悪いコードではなさそうだし、意外と手ごろかも知れないけど、Javaはやはり好きになれないなぁ。
λ. ごはん
中村さんと豊田さんとスパゲッティ屋さんへ。
2002-04-10 [長年日記]
λ. 「なんで、7日の分を書かないィ?」と言われてしまったので、7日の日記を補完。
せっかくカメラを持っていったのだから、みんなで写真を撮れば良かった。
λ. 圏論
相変わらず Map object で苦戦中。やはり、学期が始まると思うように時間がとれない。早く、Toposeやりたいのに。
2002-04-11 [長年日記]
λ. 萩野&服部研
おまえは本当にWebをやりたいのかと小一時間問詰めたい……かもしれない。
λ. DelegateClass
DelegateClassのsuperclassを指定できるようにしたら良いかと思ったが、あんまし意味がない事に気がついた。
--- delegate.rb~ Thu Jun 7 13:12:41 2001 +++ delegate.rb Thu Apr 4 01:49:41 2002 @@ -70,8 +70,8 @@ SimpleDelegater = SimpleDelegator # -def DelegateClass(superclass) - klass = Class.new +def DelegateClass(superclass, real_superclass = Class) + klass = Class.new(real_superclass) methods = superclass.instance_methods methods -= ::Kernel.instance_methods methods |= ["to_s","to_a","inspect","==","=~","==="]
λ. ごはん
加藤さん達と Jazz Restaurant DEAR LORD 。
λ. 買った本
- Categories for the Working Mathematician
- Saunders Mac Lane [著]
- 魔術士オーフェンはぐれ旅 『我が舘にさまよえ虚像』
- 秋田禎信[著]
λ. 日本経済分析
安易に「パラダイム変化」とか口にして欲しくないな。それにしても、年をとると何でこんなに教訓臭くなるのだろう。反面教師としては有効かもしれないが。
ψ chiko [state patternは嫌いじゃないけど. factory method patternと併用してほしいのですよ..]
2002-04-12 [長年日記]
λ. -rg
先生方はみんな「アカウント名-rg」というメーリングリストを持っているそうなので、冗談で sakai-rg@tom.sfc.keio.ac.jp というメールアドレスを作ってみた。qmailさいこー
λ. 今日の向井研
結構沢山人が集まった。みんな色々な興味分野があるようで、SFCも捨てたものじゃないなと思った。
- チャネル理論
- ガロア理論
- 金融工学の数学的な基礎
- 証明論とcode verification
- 自然言語
- 論理や数学の学習システム
- カテゴリー論
λ. カリー化と論理
向井先生と一緒にMapping objectをこねくりまわしていて、カリー化の概念は論理では「(A∧B)→C」と「A→B→C」が同値な事に関係するという話を聞いた。目から鱗だった。
【2008-03-15追記】 考えてみると、これがカリー・ハワード対応に触れた最初か。
λ. 時間割り
今の候補の授業はこんな感じなのだけど、悩む。
1限 | 2限 | 3限 | 4限 | 5限 | |
9:25 〜 10:55 | 11:10 〜 12:40 | 13:00 〜 14:30 | 14:40 〜 16:10 | 16:20 〜 17:50 | |
月 |
記号処理プログラミング(SA) [安村通晃@ο17] |
現代思想 [高澤秀次] |
システム・プログラミング [西尾信彦@κ17&κ18] |
||
火 |
国際社会と法 [青木節子@Ω12] 比較体制論 [香川敏幸@ι11] |
プログラミング言語論 [服部隆志@ο12] |
情報数学Ⅱ [古川康一@ε12] |
教育システムデザイン /
プログラミングの理論と実際 [萩野&服部研@ο12] |
|
水 | |||||
木 |
数学と論理(SA) [向井国昭@κ12] |
ストック経済論 [駒井正晶@ι11] 日本経済分析 [井出亜夫@ε22] |
アルゴリズム論 [有澤誠@ε11] |
ワイヤレスシステム論 [小檜山賢二@κ23] |
次世代のWeb /
ウェブアプリケーション開発 [萩野&服部研@ο11] |
金 |
人間と法 [小宮山宏之@Ω21] |
マーケッティング戦略 [桑原武夫@Ω11] 自然言語論 [石崎俊@Ω12] |
ネットワークプログラミング [南正樹@ι11] (ラップトップが必要っぽい) |
数理論理とその応用 [向井研@ι14] |
2002-04-14 [長年日記]
λ. AVL木
暇潰しにAVL木のコードを書いて、バグってたのでムッキー。
[2005-04-19 追記] 不変量を型によって強制することによって、ここで犯したようなミスはほとんど回避できる。詳しくは、AVL木でGADTを試してみる を見よ。
λ. YT×S ≅ (YT)S の証明についてのメモ
map object と evaluation map を以下のようにおく。
- e1: (T×S)×YT×S→Y
- e2: S×(YT)S→YT
- e3: T×YT→Y
e1 は T×X→Y の形なので、e3について
e1 = e3(1T×[e1]) ……(1)
ここで、[e1]: S×YT×S→YT は、S×X→YT の形なので、e2について、
[e1] = e2(1S×[[e1]]) ……(2)
1T×[e1] = (1T×e2) (1T×S×[[e1]]) ……(2')
ところで、e3(1T×e2): T×S×(YT)S→Y は (T×S)×X→Yの形をしているので、e1について、
e3(1T×e2) = e1(1T×S×[e3(1T×e2)]) ……(3)
e1(1T×S×[e3(1T×e2)] [[e1]])
= e1(1T×S×[e3(1T×e2)]) (1T×S×[[e1]])
= e3(1T×e2) (1T×S×[[e1]]) (∵(3))
= e3(1T×[e1]) (∵(2'))
= e1 (∵(1))
∴ e1(1T×S×[e3(1T×e2)] [[e1]]) = e1 …(4)
e3(1T×e2) (1T×S×[[e1]] [e3(1T×e2)])
= e3(1T×e2) (1T×S×[[e1]]) (1T×S×[e3(1T×e2)])
= e3(1T×[e1]) (1T×S×[e3(1T×e2)]) (∵(2'))
= e1(1T×S×[e3(1T×e2)]) (∵(1))
= e3(1T×e2) (∵(3))
∴ e3(1T×e2) (1T×S×[[e1]] [e3(1T×e2)]) = e3(1T×e2) …(5)
[2005-04-19 追記] YT×S ≅ (YT)S は結局初等的な証明は出来るんだっけ? 米田の補題を使えば簡単に言えるけど。
【2008-06-08 追記】 単に米田の補題の証明を展開すればいいだけ。
2002-04-15 [長年日記]
λ. 1+1=2って本当?
久野君に会ったので、昨日から疑問だったこの文章の事を聞いてみたが、どうも要を得ない。ちなみに、僕が思っていたのは以下のような事。
λ. 「+」という記号の意味するのは、加群をなすとかcoproductになる等といった適当な形式的性質をその体系で満たすバイナリオペレータであるという事に過ぎないように思える。
λ. つまり、集合の直和とベクトルの加算が共に「+」で表記されるからといって、これらは単にたまたま「+」という記号で表すのに都合の良い性質を両者が持っていたから「+」という記号で表記されているだけで、それ以上の意味を「+」に求めるのは、数学的に意味のあることとは思えない。
λ. 仮にそれ以上の意味を考えて「+」が複数の意味が混用されていると考えても、それらは言わば ad-hoc polymorphism に過ぎないわけで、意味に応じて関数名を変更してやれば(機能を損なわずに)「混用」は解消できるのでは?
2002-04-16 [長年日記]
λ. Monads for functional programming
λ. 教職過程
教職を目指している人に会った。あのカリキュラムを見ても教職を目指すなんてすごい。僕には真似出来ない。
λ. x = x++;
このときxの値は変化するか? javaだと変化しない。(プログラミング言語論より)
λ. 萩野&服部研
今日の研究会の後半は何とも密度が薄かった。こんなの、ドキュメントをちゃんと読めば誰だって普通にインストール出来ると思うしぃ。
λ. デジカメ故障?
「王者のカップを掲げる中村さん」の写真を撮ろうとすると何故か電源が落ちる。電池は新しいはずなのに……
λ. State Pattern with Factory Method Pattern
Factory Method で State オブジェクトをインスタンス化するって事?
λ. 圏論
subobject, inclusion
λ. dump format error(0x77) (ArgumentError)
恐怖のエラーを実体験してしまった。バックアップを撮ってあって良かった。ちなみに ruby 1.6.7 (2002-03-01) [sparc-solaris2.6]
dump format error(0x77) (ArgumentError) /usr/local/lib/ruby/1.6/pstore.rb:98:in `load' /usr/local/lib/ruby/1.6/pstore.rb:98:in `transaction' /home/s01397ms/public_html/d/tdiary.rb:483:in `transaction' /home/s01397ms/public_html/d/tdiary.rb:963:in `initialize' /home/s01397ms/public_html/d/index.cgi:28:in `new' /home/s01397ms/public_html/d/index.cgi:28
2002-04-17 [長年日記]
λ. 寝たり、寝たり、起きたり。
λ. そういえば、SFC-MODEのCommunityってNNTPとかで読めないのかしら。
ψ sachi [その、NNTPの話、友達がやっていましたよ。]
ψ さかい [あ、やっぱりあるのか。 みんな考えることは同じですね。]
ψ sachi [つっこみじゃなくてすいません。 でも、なかなかめんどくさいということを言ってました。 SFC-モードって今どうなって..]
ψ さかい [たしかに、SFC-MODE側にコードを入れるにしても、 HTTPでデータを取り込んでゴニョゴニョするにしても色々面倒..]
ψ sachi [小檜山研のヒトがやっているということはしりませんでしたので、じゃあ全員卒業したというのは間違いです(笑) このシステ..]
ψ takot [紹介された「ともだち」の方ですが……(笑 cookieの未読管理さえ捨てれば難しくないとは思いますが、 INNのN..]
ψ さかい [どうも、はじめまして。 > cookieの未読管理さえ捨てれば難しくないとは思いますが、 未読管理は、cooki..]
2002-04-18 [長年日記]
λ. section
Haskellで中置演算子の部分適用がsectionと呼ばれるのは何故だろうか? カテゴリ論と関係ある?
λ. ヒープ
豊田さんにヒープというデータ構造を教えてもらった。主にPriorityQueueで使うらしい。名前はヒープソートからきてるのかな。
[2005-04-19 追記] 関数型言語でのヒープの実装には Binomial Heap 等がある。Purely Functional Data Structures を参照。
λ. 数学と論理
やっぱり「ならば」の定義はちょっとつまずきやすいよね。
後半に演習を問題をやるときに巡回する予定だったのだけど、そこまで進まずに仕事が無くなってしまった。
それから、現代数学の4本柱は「代数」「位相」「順序」「測度」なのか。
λ. ところで話は変わるのだけど、この授業に限らず、関連する概念が言及されたときに、現在学んでいる事が意外なほど多くの分野に関わっている事を知って興味を増す人と、飛びまくる話に戸惑ってしまう人とがいるのね。
教える側にしてみれば、これを学ぶ事で何が出来るのかというのを教えてあげたいし、一歩先に進んだ高いところからの景色を少しでも見せてあげたいと思うのだろうけど、そのためのトピックで戸惑ってしまう人がいるのは、もうちょっとうまい方法がないかと思ったりする。
λ. ストック経済論
会計学の知識はやはり欲しいな。
λ. アルゴリズム論
だいぶ眠い。しかし「魔女裁判の流れ図」とかは是非見てみたいものだ。
λ. Thread by callcc
callccを使ってThreadもどきを作ったことがある人は多いと思うけど、こんなシンプルに出来るとは知らなかった。
λ. Enumerable::Product
例によって逃避目的。enum-product.rb
2002-04-19 [長年日記]
λ. Regular Expressions into Finite Automata
天泣記(2002-04-16)を見て、Regular Expressions into Finite Automata を眺めてみる。
λ. 人間と法
休講。寝坊したので急いで行ったのに……
λ. 向井研
証明図はλ項と見れるらしい。やはりカリー・ハワードの対応は重要そうだ。
可能世界はモーダリティを扱うグラフ。可能世界はそもそもは様相論理を扱うために考えられたが、現在では主従が逆転してる感じらしい。
チャネル理論のClassificationは情報射を射とする圏をなすようだ。
そういえば、来週は僕も発表する番なので、これから資料とかを用意しなくちゃ…
λ. 多相型とλ計算とHaskell
多相型とλ計算とHaskellについて石原君に簡単に説明してみる。λ計算とHaskellはともかくとして、多相型についてはうまく説明できなかった。言いたかったのは、要は「値をパラメタライズしたのが関数で、型をパラメタライズしたのが多相型」って事だったんだけどね。
λ. ごはん
倉吉というお好み焼き屋さん。
2002-04-20 [長年日記]
λ. キャッシュ
tDiaryはrhtmlをキャッシュしているけど、rhtmlから変換されたrubyのソースをキャッシュした方が効率的ではないかと思った。
λ. バーチャル.NETアイドル ゲイツ46歳
闇黒日記(平成14年4月20日)より
2002-04-21 [長年日記]
λ. キャッシュ
考えてみたら、TDiary::Plugin#eval_rhtmlだけ測っても仕方がないよな。
とりあえず、tdiary-cache-rb.diffを当てて、しばらく生活してみることにする。この日記だと概ね10%程度速くなっているようだが、体感は出来ない。
λ. wforum-msgid.diff
関係某所で利用されているwforumのためのパッチ。メールを送るときにMessage-Id:とIn-Reply-To:を付加する。
それにしても彼らは何でこういうスクリプトを量産するかな。尻拭いする側の事も少しは考えて欲しいのだ。
2002-04-22 [長年日記]
λ. Formulating Haskell
Formulating Haskellを眺めてみる。
λ. 記号処理プログラミング
yppasswdのダミーを作って遊ぼうとしている人がいたので、ちょっとアドバイスしてみる。
λ. A first introduction to categories 読了
一応読了。最後の方のエクササイズはあまり解けていませんが……
λ. システムプログラミング
ポインタとか配列とか。退屈だったので「自分自身を指すようなポインタ型は宣言できないんですか?」とか質問してみる。出来ないのは知ってるのだけど、dereferenceがendomapになったら面白いかなとか思ったんで。
λ. 「1+1=2って本当?」 その2
いや、別に僕も言っている内容に興味があるわけではなくて、単に久野君をつっついて面白がっているだけです。
訊いてみると一応ペアノの公理あたりは知っていると言っているので、どうしてこういう疑問が出てくるのか確かに不思議だとは思うのですが。
λ. 論文読み会 "WOLF--A Novel Reordering Write Buffer to Boost the Performance of Log-Structured File Systems"
むずい。
λ. 帰り
みんなと一緒にごはんを食べに行こうかとも思ったけど、眠かったので、帰って速攻で寝る。
2002-04-23 [長年日記]
λ. 21日には「獣姦小説」なんてキーワードで検索してこの日記にやってきた人がいるようだ。方向転換して、お下劣路線を目指すべきか?
λ. algebraic specification
昨日、システムプログラミングの西尾せんせと話していて、「algebraic specification が流行ってのは80年代で、最近ではすっかり廃れてしまった。なぜなら、きちんと algeblaic specification を与えること自体がプログラムを書くよりも難しいから。」というような事を聞いて凹んだ。
ちなみに、他にもコンパイラの話とか言語の話とかをしていたら、後でギシューさんに「マニアックな話してたよねー」とか言われてしまった。
λ. URL占い (from はしりがき)
http://www.sfc.keio.ac.jp/~sakai/d/
このサイトの持つ性格は、理性・華麗といった言葉で象徴されます。
コンピュータ関連や芸術などの情報をあつかうのに向いています。
2005-04-12 追記。新しいURLでも試してみる。
http://www.tom.sfc.keio.ac.jp/~sakai/d/
このサイトの持つ性格は、派手で活動的です。
お 金や経済、投機などの情報をあつかうのに向いています。
- このURLの総合的な吉凶は以下の通りです。
吉凶の落差の大きい意味があり半凶半吉です。吉凶ともに極端で、吉凶を相殺して半凶半吉というところです。
λ. Jeda プログラミング言語
Jedaは、C言語に似たプログラミング言語で、ハードウエア デザインの検証を 行うために設計されました。 Jedaは、Verilogと同等のx、zを含むことのできるビット ベクター データ型、 並列プログラミングのための各種機能、使用済データメモリの自動回収機能、および オブジェクト指向プログラミングのサポートなどの特徴を持ちます。
λ. 数学基礎論と消えたパラドックス
を読んだ。
λ. gcl
をcygwinでビルドしようとしているのだけど、o/unexnt.cというファイルが無いためビルドに失敗する。とりあえず、gclのcvswebから適当に持ってきてビルドしようとしたら、今度は「Unrecoverable error: NULL_OR_ON_C_STACK macro invalid.」と言われてしまう。
2002-04-24 [長年日記]
λ. Pyrex - a Language for Writing Python Extension Modules
わりと面白いアプローチだと思う。だれかRubyで似たようなのを作らないかな。
2002-04-25 [長年日記]
λ. A Categorical Programming Language
A Categorical Programming Language を眺めてみる。萩野せんせの Ph.D. thesis
λ. W3Cオープンレクチャー
ほんとは昨日だったのに、今日だと思ってました。お馬鹿です。
2002-04-26 [長年日記]
λ. 朝、遠山さんに会った。珍しい。
λ. 向井研での発表
発表。こないだの論文読み会への反省から、ちゃんと資料を用意して臨んだ。こないだの論文読み会よりはだいぶうまく発表できたように思うが、僕の能力が向上したと言うよりは、単に発表題材が簡単だったからだろう。まあ、それはどうでも良くて、圏論の紹介のような感じの内容を30分くらい話した。
集合の圏以外の圏の例として、アドリブでグラフの圏を紹介したのは失敗だったかもしれない。そこで脇にそれてしまい、いくつか話せなくなってしまったトピックがあった。次回の発表では、まずその辺を話して、それからもう少しイントロダクション的な内容を続けるか……
他の発表ではやはりブラック・ショールズが興味をひかれた。ただ、これをちゃんと理解するには確率微分方程式を理解する必要がありそうで、ちょっとなぁ。
λ. W3Cが「Amaya6.0」ブラウザーを発表 〜 国際化や注釈機能に対応
へぇ。ついにあのコードがちゃんと動くようになったのかぁ。よくやるよなぁ……
あぁ、これで僕の無能さがまた一つ明らかに。まあいっか。
2002-04-27 [長年日記]
λ. 今日からゴールデンウィークか。何も予定考えてないよ。
λ. 借りた本
- 『最後の特派員』上巻
- ダニエル・スティール(Danielle Steel)[著]
- 『ブギーポップ・カウントダウン - エンブリオ侵蝕』
- 上遠野 浩平[著] 緒方 剛志[イラスト]
λ. エリザベス
を見た。硬派な映画だなぁ。ただ、少し物足りない感じがする。多少長くなっても構わないから、もっと詳細にエリザベスの生涯を描くべきだったと思う。
2002-04-28 [長年日記]
λ. Lazy vs. strict
を読んだ。こうなったらWadlerの論文は一通り読もうか。
λ. 未読の本が溜っている場合、 FIFO で処理すべきか? それとも LIFO が適切か?
ちゃんとプライオリティ・キューを作るのが一番良いのではないかと。
λ. 研究会レポート「牌効率」
を読んだ。
- あなたのうつ病認知尺度診断結果
総合得点は 55 点です。問題ありません。
以下の項目で一番得点の高い項目があなたの性格傾向です。
- 「否定的自己認知」得点は 22 点です。問題ありません。
- 「対人認知」得点は 18 点です。問題ありません。
- 「強迫的思考」得点は 15 点です。問題ありません。
λ. ベイブ2
を途中から見た。
λ. 読書
- 『PONとキマイラ 3』
- 浅野りん[画]
2002-04-29 昭和節 [長年日記]
λ. メディア・センタで連休中に読む本を借りようかと学校に行ったら、メディア・センタが閉ってた。
λ. ソース読み会
ゴールデンウィーク特別イベント。NetBSDのUSBドライバを読んだ……のだけど付いてけなかった…… → 加藤さんによるまとめ
ところで、grepとlessでソースを読むというのは初めて聞いたよ。
それから、とーやまさんが頭を剃っててビックリした。
λ. Haskellのパターンマッチと単一化 (ゆ〜あいの日記 4/17)
「1が((+) x 1)に単一化できるとするとx=0になるはずですね。これは(+)の逆関数が必要になりますが、処理系が逆関数を生成するは困難ですね。」とあるけど、制約論理プログラミングについて調べてみると良いと思う。
λ. screenのススメ
.
λ. 力と制度、或いはコンパクト化について
脱力するねぇ。
λ. :=<
「:>=」はオッケーなのに「:=<」はパースエラーになるのか。
λ. 圏論&オントロジー
昨日、「圏論 オントロジー」というキーワードで検索されてるけど、圏論とオントロジーって何か関係あるんでしょうか?
2002-04-30 [長年日記]
λ. 読書
- 『清村くんと杉子路くんと 4』
- 戸塚理宏[画]
λ. Watcom C/C++/Fortran コンパイラ/アセンブラ
seclanのほえほえルームの4/23で、Watcom C/C++/Fortran コンパイラ/アセンブラ のバイナリが公開されているのを知る。Watcom C/C++ といえば、当時は最適化に定評があったと記憶してるのだけど、どうなのかな。試しにRubyでもコンパイルしてみる?
λ. 外国語論文講読: Types and Programming Languages
こないだ紹介してもらった Types and Programming Languages の5章前半と18章後半の発表資料がある。
ψ kjana [.数学の人かと思ってたらもうちょっと早く出てたら 読んでたんじゃないかという論文読んでてびっくり :-)]
ψ さかい [数学の人だと思われていたのは初めてかも。 数学は好きだけど、SFCにはあまり数学の授業ないからなぁ…… ちなみに、..]