2002-03-01 [長年日記]
λ. まだ2月だと思ってた…
λ. Gimp-Ruby
stringioを参考に、StringValue()/StringValuePtr()と allocation frameworkに対応。それでrb_enable_super()の存在に気がついた。どうも使い方が良く解らない。
λ. #<TypeError: Gdk::Fixnum is not a module>
ruby-gimp-libs-0.6.6-i386-mingw32.tar.bz2で requre 'gtk' すると、#<TypeError: Gdk::Fixnum is not a module> になってしまうらしい。僕のところでは再現しないんだけど、一体何がまずいんだろう…
gtk.soは、少し前のCVSのを、シンボルをエクスポートするように変更してコンパイルしただけで、特に変な事はしてないはずだし…
λ. 買った本
- 『すべてがFになる - THE PERFECT INSIDER』
- 浅田寅ヲ[作画] 森博嗣[原作]
2002-03-02 [長年日記]
λ. 買った本
- 『MONSTER CHAPTER 18. - SCINERY OF THE DOOMSDAY』
- 浦沢直樹[著]
- 『源氏物語 第壱巻 桐壷』
- 江川達也[漫画] 紫式部[原作]
- Conceptual Mathematics: A First Introduction to Categories
- F. William Lawvere, Stephen H. Schanuel [著]
- 借りた途端に届くなんて…… タイミング悪すぎ。
λ. メンタル・クリニック なんでも鑑定団
鑑定してみたり。無意識のうちに痴漢行為をしてるらしい。まじっすか!?
はらぺこ! いぬいぢり日記 (2002-03-02) より。
-なんでも鑑定医院- - 精神・心理 - 診断書 | ||||||||||||||||||||||
診断日時: | 2002/03/02 17:54:09 | |||||||||||||||||||||
名 前: | hoge | |||||||||||||||||||||
年 齢: | 20歳 | |||||||||||||||||||||
精神年齢: | 20.5歳 | |||||||||||||||||||||
|
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症 状: |
|
|||||||||||||||||||||
所 見: |
抑制能力:若齢化・下降気味 嫉妬心:異常なし 執念深さ:若年齢化 |
|||||||||||||||||||||
診療代金 : ¥52,988 |
2002-03-03 [長年日記]
λ. 夢
水上/水中の奇抜なショーを見た。いろいろな演目があったけど、球体状に組まれたフレームに人が入って機械で水中から10メートルくらい打ち上げるやつが面白かった。打ち上げられて落ちてくるときの動きが、空中で何度か停止したりとか異様な動きをしながら落ちてきて面白かった。フレームのイルミネーションが残す残像も綺麗だった。
夢の中の僕には兄がいて、その兄にはIさんという彼女がいるのだけど、そのIさんと友だちも何人か来ていて、なかなか楽しそうだった。
それから、何日かして同じメンバで同じショーを見に行ったんだけど、今度は演技中に突然サメが現われて、逃げ遅れた演技者が一人頭からガブリとやられてしまった。
λ. bof
なんか、久しぶりにブレスオブファイアの曲が聴きたくなってgoogle検索してみたら、MIDIファイルが幾つか見つかった。聴いてみると結構懐かしい。
2002-03-04 [長年日記]
λ. Gimp-Ruby 0.7.0
一息つきたかったので出してしまったり。
gettext周りでちょっと悩んでいるのでmingw用のバイナリは用意してないです。
次から、mingw用のバイナリのアーカイブにはtar+bzip2じゃなくてzipを使おっと。
λ. 夢
どっかの大学祭でエッチな映画をみる夢。やたら立体的な構成のキャンパスで疲れた。でも、あちこちにあった噴水が、光を反射してて綺麗だった。
λ. categories
Conceptual Mathematics の最初の60ページほどを読んだ。確かにこれは勉強会の教科書として使うには簡単すぎるな。この本は春休み中に読み終えて、春学期には Mac Lane の方のやつで勉強したいところ。
ふむ、permutationの圏か。
λ. アクトレイザー2
bofの曲を聴いてたら、アクトレイザー2のも聴きたくなってきた。googleでMIDIを探してみたけど、アクトレイザー1のはあっても2のは無いなぁ。やっぱ2はマイナなんだねぇ。僕は2の方が断然好きだけど。
と、ESAF official Homepageというところで、SPCという形式のファイルを見つけた。
とりあえず、そこで勧められていたKBmediaPlayerで試しに聴いてみる。うーん、これも懐かしいなぁ。
XMMSのプラグインもあるようで、ちょっといじってみようかな。
2002-03-05 [長年日記]
λ. ノートパソコンのトラブル〜ノートン死ね
ノートパソコンのWindows98を使っていて、突然、幾つかのキーが利かなくなったり変なエラーメッセージが出たりと不審な挙動をはじめたので、こりゃウィルスに感染したかなと思ってノートン君でチェック。ウィルスは見付からなかったが、MBRが書き換えられてるという。修復するかとか訊いて来るので修復を選択。しかし問題は解決しない。ひょっとして再起動すれば解決するかもと思い再起動。しかし解決せず。さらに再起動。変なメッセージとビープ音を連発して、Windows98が起動しなくなった。
とりあえずKondaraのインストーラCDから起動することを試みる。変なメッセージとビープ音が出るがどうやら起動する。ここでも"e"等幾つかのキーが利かない。ひょっとしてと思いpartedすると、ハードディスク全体が単一のFATになってる。購入時の状態に戻ってる。はぅ。ノートン君はMBRのブートローダの部分だけじゃなくてパーティションテーブルも戻しちゃったのね……ウィルスチェッカーならウィルスチェッカーらしく、ブートローダの部分だけ復元すりゃいいんだ。それから警告くらいしてくれたって良さそうなのに……うぅ。
仕方無いので、適当にデバイスファイルを作って、gpartに探させてみるが、先程と同じ結果になる。あ、-fオプションを使えば良いのか。だいぶ時間がかかったが何とか正しいパーティションの位置とサイズを見付けてくれた。partedでパーティションを復元する。(2006-12-29追記: 現在ではpartedのresuceコマンドを使えばよい。→ 2006-12-29#1)
Windows98のFATパーティションのブートセクタもノートン君に「修復」されてしまったからか、ファイルシステムのサイズがハードディスク全体だと思い込んでしまっているし、Linuxからこのパーティションをmountすると壊れた内容が表示される。次はこれを修正しなくちゃいけないけど、どうすりゃいいんだ? scandiskやfsck.msdosでも手に追えないようだ。BPBを手で修正してみっかなぁ。でも、見た感じそういう壊れ方じゃないっぽいし、ダメそうだよなぁ……
気がつけば、キーボードは普通に利くようになってるし……うぅ。コンピュータに振り回された一日だった。なんか脱力。
2002-03-06 [長年日記]
λ. 「
λ. そういえば、僕って進級出来るのかな? 考えてみればフェイルセーフとか全然考えずに履修選択をしてたんだよな。greedyな選択にはリスクが伴うのね。
λ. トラブル
色々足掻いてみたけれど結局ファイルシステムを修復する事は出来なかった。仕方ないのでリカバリCDを使って再インストール。インストールと設定に半日取られた。昨日の半日と合わせて一日無駄にした気分だ。ファイルシステムに重要なデータが保存されていなかったのがせめてもの救いか。
λ. blurb
そっか、"blurb"を「説明」と訳しているのね。
λ. A first introductin to categories
さらに読み進んで現在p.100辺り。残り約250ページ。まあ順調か。sectionとretraction関係で同じ話を何度か繰り返してるのがウザい。"Idenpotents as records of retracts"は素直に感心した。……でも、そろそろ飽きてきたので、早くfunctorとかnatural transformationとか出てこないかなぁ。
λ. win32ole on Scheme
よくやるなぁ。
2002-03-07 [長年日記]
λ. おぉ、Rubyはシャア専用言語だったのかぁー!! ってのは置いておいて、この日記を見てカテゴリー論に興味を持たれるとは思いませんでした。嬉しいです。
インタプリタのソースはRubyとSWI Prologをちょこっと読んだことがあるだけなので、インタプリタのソースの面白さってのは良く分からないけど、Scheme系の方が面白いなら、そのうち何か読んでみよっかな。
あ、そうそう。プロセス、イベントループ、スレッドをなくした並列GUIイベントドリブンなプログラム開発が可能な言語、期待しています。
λ. 論文読み会
ちょっと都合が悪くなって行けなかった。興味のあるテーマだっただけに残念。
- A toolkit for user-level file systems.
In Proceedings of the 2001 USENIX Technical Conference. June, 2001.
David Mazieres.
λ. A first introductin to categories
ちょっとだけ読み進んだ。明日はBrouwer's theorems。要は不動点定理?
λ. 日本国債
ETV2002の「どうする借金大国 〜 ふくれあがる国債 〜」を見た。木村剛が出てきた時点で内容は予想がついたんだけど、暇だったので見てしまった。
で、結構笑えたのが「個人金融資産の1400兆円に比べて、国債/地方債の690兆なんて、たったの半分じゃないか」という議論に対する木村の反論。
彼は「この議論はちょっとおかしい。社員がいくら金融資産を持ったって、借金を大量に抱え込んでいる会社に投資/融資が集まるわけがない。社員の持っている金融資産と会社の返済能力は別だ」というような主張をした。
……が、「ちょっとおかしい」のはお前の頭の方じゃ。考えるまでもなく、私企業と違って政府には徴税権と通貨発行権がある。この議論でこの違いを無視するなんて、あまりにも粗雑だ。
2002-03-08 [長年日記]
λ. 徹夜した理由として「眠るのが面倒くさかったから」というのは、どうやら通じないようだ。
λ. Geek Chicks: 第2考
あのyomoyomoさんの所からリンクが張られているのを偶然見つけてビックリした。既に存在を忘れていたファイルだし、今読み返すと恥ずかしい部分だらけだけど、世の中色々あるもんだなぁ。
(「URIはひみちゅ」とか書いておきながらしっかりサーチエンジンに捕捉されてるんだから我ながら間抜けなものだ)
今日の発見:女子高生が作った(?)ウィルスが話題になった今日偶然発見した Geek Chicks: 第2考。これは興味深い。日本でもこういう文章を書く女性ハッカーっていないのかなぁ
λ. ポトリスの発音
日本語が「f」と「h」をあまり区別しないのと同じように(?)、韓国語では「f」と「p」を区別しないっす。なので、韓国人の「Fortress」と「버트리스 」の発音は同じだったりします。
λ. C-Mix
[ruby-dev:16263]でcmixというのを知る。
2002-03-09 [長年日記]
λ. Win32でスペースを含むパスにスクリプトのプラグインを置けない?
実際にプラグインのプロセスを作るのはxspawnvという関数なんだけど、ここで呼ばれている_spawnlpは、引数に空白が含まれていても、連結する際にクォートしてくれないようなのだ。この辺りは関数を呼ぶ側の責任なんだろうか?
2002-03-10 [長年日記]
λ. お昼は家族で「珊瑚礁」へ行った。僕は茸カレーを食べた。
λ. druby vs リモートでの例外
リモートで発生した例外がマーシャリング出来ないと、手元でDRbObjectをraiseする事になる。DRbObjectは当然Exceptionの派生クラスではないのでこれはまずい。
λ. 「文明はなぜ滅ぶか?女王クレオパトラの遺言」(知ってるつもり?!)
一方的な印象論を語られても困惑するだけだよなぁ。ちょっとわけわからなかった。
2002-03-11 [長年日記]
λ. あぁぁぁぁ。時間を無駄にしすぎ。
λ. 正規表現
気晴らしにRubyで正規表現(?)のエンジンを書いてみた。どうせなので文字列じゃなくてEnumerableを対象にすることにする。
NFAからDFAへの変換時に、馬鹿正直に巾集合オートマトンを作ってるせいか、かなり遅いなぁ。ただ、Prolog版よりRuby版の方が速かったのには驚いた。あとは、bisimilarな状態が複数出来てしまう事があるのがヤな感じ。bisimulationで割った商集合を状態集合とするオートマトンを作れば良いんだけど、具体的にはどうやるんだっけなぁ? 確かcoalgebraで変数を…… まあ気が向いたら実装してみるか。
a = Object.new re = SRegexp.new(SRegexp.concat(SRegexp.star(SRegexp.concat(0, 1)), a)) re.accept? [0,1,0,1,a] #=> true
λ. Re: druby vs リモートでの例外
その例だとURIがDRb.primary_serverと一致して、リモート呼び出しでなくなってしまうと思います。再現例としてはこんな感じかと。
require 'drb' DRb.start_service(nil, nil) DRbObject.new(nil, DRb::DRbServer.new(nil, lambda{raise RuntimeError.new.extend(DRbUndumped)}).uri).call #=> # drb/drb.rb:239:in `raise': exception class/object expected (TypeError) # from drb/drb.rb:239:in `method_missing' # from hoge.rb:3
2002-03-12 [長年日記]
λ. 清水さんの夢に登場。:-)
λ. 生命って、恐ろしいほど強靭な面を見せたり、その一方で非常にあっけなく死んでしまったりする。生命に限らずこういう事を感じることは多い。昔からどうしてかなと思っていたのだけど、最近「つまりは我々を取り囲む世界のスケールの連続性に対して、我々の認識/視点が不連続だという事実に起因するのだな」と思うようになった。
う〜ん。うまく言いたいことが表現できないな。
λ. GTK+ 2.0
いまさらながらインストール。1.2とは共存できるから問題ないっすよー。
今Ruby/GTKを2.0でコンパイルしようとしてるんだけど、細かい変更が多くて苦戦中。そういえば、Ruby/GTK側で1.2用と2.0用のの共存に配慮するのかどうか気になる。
λ. 成績表(?)
届いた。最悪の事態は免れたが、やはり満足のいく結果ではない。自分のヘタれ加減に腹が立つ。
2002-03-14 [長年日記]
-- top -o size PID USERNAME THR PRI NICE SIZE RES STATE TIME CPU COMMAND 15254 s01397ms 1 -1 2 2055M 12M cpu/3 18.7H 17.00% ruby 7236 s01397ms 1 -11 2 2055M 1016K cpu/2 78.3H 2.37% ruby 8857 s01397ms 1 -11 2 2055M 69M run 75.8H 17.94% ruby 12729 s01397ms 1 -11 2 2053M 240K cpu/0 71.0H 20.76% ruby
λ. 加速度償却
最近話題の加速度償却って実際どうなんっすかね?
λ. 状態数の最小化は、授業で習ったちゃんとした方法が思い出せないので、すべての入力に対して同じ状態に遷移する状態を統合する、という安易な所で妥協。本当はこれでは不十分で、例えば以下のようなオートマトンの状態数を最小化出来ない。
S = aT + bU + ε T = aU + bS + ε U = aS + bT + ε
λ. gettext-0.11.1 is released
結構色々なプログラミング言語をサポートしているんですね。知りませんでした。
λ. 圏論
ここ数日ごたごたしていて殆んど勉強が進まなかった。Article Ⅲ の "6. Endomap as special graphs" は、まだ導入していないfunctorの概念を使っていたので少々混乱。Iがfunctorだと気が付いたら疑問は氷解。
有野さんが圏論の勉強をはじめたらしい。
気が付けば新堂さんとこでConceptual Mathematics: A First Introduction to Categoriesが紹介されてる。1/19に書いたもう一冊のCategories for the Working Mathematicianの方も良さげらしです。(僕はまだ読んでませんが)
2002-03-15 [長年日記]
λ. 風邪を移されたらしい。喉が痛いし悪寒がする。しんど。
λ. Ruby/GTK vs GTK-2.0
一応、こんなバータリーなパッチを当てて「GTK_CONFIG="pkg-config gtk+-x11-2.0" ruby extconf.rb && make」でコンパイルは通っているのですが、シグナル関係がまずいらしくマトモに動作しなくなってます。
λ. 論文読み会
まあ大丈夫だろうと思って気軽に出かけてしまったが、やっぱまずかった。家に帰りつくときには既に意識朦朧。
論文は The Design and Implementation of Distributed Smalltalkだったのだけど、発表はイマイチだった。論文を読むことが目的であって、論文を翻訳するのが目的じゃないでしょうに。
とりあえず「報告書は水増しするためにある」と「発表者は、質問する隙を与えてはならない」だけは覚えておく。
2002-03-16 [長年日記]
λ. 38.9℃。某クリニックのお世話になった。若くて有能そうな先生だという印象を受けた。
λ. Ruby 1.6.7
いつのまにかCNSのRubyが1.6.7になってた。
λ. 圏論
オートマトンの圏。あとちょっとでモナドも出てくる。でも、monad じゃなくて monoid って名前になってるのは何故だろう。monoidって identity element を持つ半群じゃなかったっけ?
[追記] monadとmonoidは別物なので注意。
λ. Re: Ruby/GTK vs GTK-2.0
そっか、GTK-2.0ではgdkcursors.hは無くなっちゃったのか。僕のところでビルド出来てしまっていたのは、1.3の時にインストールしたファイルが残っていたからのようです。
2002-03-17 [長年日記]
λ. Y先生宅でホームパーティ。料理も素晴らしかったし、ゲームも楽しかった。
ゲームは、いつもの「上海」の他に「スコットランドヤード」と花札をやった。スコットランドヤードでは3回とも怪盗側のミスで刑事側が勝利。ミスさえしなければ怪盗側の方がかなり有利だと思うので、またやってみたいところ。花札もまあ楽しかった。花札は絵が綺麗でルールも覚えやすいので外国人にもウケが良いらしい。そういえば、Rはゲゲゲの鬼太郎の花札を持っているそうだ。それから「ロジ」もやりたかったのだけど、行方不明でちょっと残念だった。
楽しい時間をありがとう!
λ. 読書
- 『HELLSING(ヘルシング) 1』
- 平野耕太[画]
λ. 商集合 (Enumerable#/)
module Enumerable def /(r) result = Array.new each{|item| if a = result.find{|b| r.call(b.first, item)} a.push(item) else result.push([item]) end } result end end (0..10) / lambda{|a,b| a%3 == b%3} #=> [[0, 3, 6, 9], [1, 4, 7, 10], [2, 5, 8]]
2002-03-18 [長年日記]
λ. おいちゃんは病み上がり。
λ. GNU grep 2.5
そういえば、GNU grep 2.5 には、例の「マルチバイトキャラクタを扱う決定性有限状態オートマトンの構成法」のパッチが取り込まれてるのね。
λ. 「空列」その2
文法理論の方面だと「空列」は割と使う気がします。
僕は「空文字列」は「からもじれつ」と読んでたので、「くうもじれつ」にはちょっと違和感を感じるかなぁ。でも「空集合」は「くうしゅうごう」だし……
λ. Enumerator
そういえば、Enumeratorって結局どうなったんでしょう?
ψ chiko [読み会してるけど,病み上がりだったらこれないかしら?]
2002-03-19 [長年日記]
λ. 圏論
ようやくp.210で、あと約150ページ。こっからUniversal Mapping Property等の少し本格的な話に入ってくのかな。2/28に書いたような直和と直積の圏論的な定義ももうすぐ出てくるはず。
そういえば、有野さんが何を使って勉強してるのか、ちょっと気になる。
それから、つかぬことを訊きますが、GTMって何でしょうか?
λ. SyncEnumeratorを使ったEnumerable#member?の拡張
ある集合とその補集合が共に帰納的可算ならばその集合は帰納的なので。
でも名前が悪いし、そもそも使い道無さそうだなぁ……
ところで、最近こういうどーでも良いコードを書いてると何だか楽しい。
require 'generator' module Enumerable @@orig_member_p = instance_method(:member?) def member?(item, complement = nil) unless complement @@orig_member_p.bind(self).call(item) else e = SyncEnumerator.new(self, complement) e.each{|a,b| return true if e.end?(1) or item == a return false if e.end?(0) or item == b } raise "not found either in self or in complement" end end alias include? member? end
λ. tDiaryサイト全文検索
Namazuで検索できるようになってる日記は多いので、それをnamaduで繋げることが出来たら、カッコよさげかも。
2002-03-20 [長年日記]
λ. clean up of κ208
掃除したら色々出てきた。ベッド。謎の菓子。一升瓶。使いかけのリップ。SPAMの缶詰(?)。ケーブルの山! 山! 山!
とりあえず、机とマシンを確保出来たのでよしとする。ゲットしたのはサイムネさんマシン。なので、ひょっとしたらサイムネさんのJavaOSが稼働してるのかと思ったけど、普通のNetBSDでした。ちぇっ。このままNetBSDでも良いのだけど、どうせだからAsumiでも入れるかな。あとPlan9。
笑ったのは、某マシンでどうもハードディスクが認識されないと思ったら、ハードディスクに電源が繋ってなかったという事件。
λ. GTM = Graduate Texts in Mathematics
新堂さん、原さん、情報どうもありがとうございます。書影を見ると確かにでっかく「Graduate Texts in Mathematics」って書いてありますね。
λ. Categories, Types and Structures: an introduction to Category Theory for the working computer scientist.
有野さんは「ここの Categories, Types and Structures: an introduction to Category Theory for the working computer scientist. ってやつ」を使っているそうです。メモメモ φ(..;)
λ. ところで、2/28に「数学のプラットフォーム争い」と書いたが、ちょうどその辺りの話を「黒木のなんでも掲示板2」で見つけた。この後に続く話は結構興味深い。
2002-03-21 [長年日記]
λ. 筋肉痛。
λ. 今日の逃避 with finite-set.rb
原さんにfinite-set.rbを教えてもらったので、それを使ってちょっと逃避。
でも、ダサいなぁ、これ。あと、epimorphicかつmonomorphicなだけじゃisomorphicの十分条件じゃないんだっけ? 射が写像ならこれで十分だったと思うけど……
CPL(Categorical Programming Language)は遠い……
λ. Savile Row
「背広」って"Savile Row"から来ているらしい。ホントかしら。
λ. 圏論
initial object, terminal object, product, sum の定義。
λ. スケート
ヤグディンすげー
2002-03-22 [長年日記]
λ. 論文読み会 “Virtualizing I/O Devices on VMware Workstation's Hosted Virtual Machine Monitor”
面白かったけど、やはりこういう方面はちとつらい。OSの理論とかをもうちょっとちゃんと勉強しておいた方が良いかもしれないなと思った。
λ. Enumerable.join
こんなのいかが?
module Enumerable def self.join(*items) Concatenation.new(*items) end class Concatenation include Enumerable def initialize(*items) @items = items end def each(&block) @items.each{|i| i.each(&block)} end end end
λ. フィボナッチ数列
上のを使ってRubyらしからぬコードを書いてみた。……でも動かないや。原因はGeneratorが先読みしてしまっている事(だと思う)。つまり、generator.rbをここまでアホな用途に使った奴はこれまでいなかったということか。ワハハ。
class <<Fib = Object.new.extend(Enumerable) def each yield 1 SyncEnumerator.new(self, Enumerable.join([0], self)).each{|a,b| yield(a + b) } end end
λ. ムネオ
世間ではムネオという議員の事が取りざたされているようだ。最近すっかり世相に疎くなってしまった。
2002-03-23 [長年日記]
λ. いつものメンバでボーリングと飲み。ボーリングで「森喜朗」という名前で登録しようとしたら「森」としか入れてくれませんでした。
λ. 読書
- 『ぷにぷに☆ぽえみぃ 〜小林伝説〜』
- 黒田洋介[著]
2002-03-24 [長年日記]
λ. 今日の名言(?)
- 「ソリューションが問題を解決したためしがない」
- 「優れたソリューションは新たな課題を同時に創出する」
- 「YST, 安田スタンダードタイム」
- 「地球人はそうらしい」
λ. LOCALEDIR undeclared
ドイツの人からMandrakeでGimp-Rubyをコンパイル出来ないというメールをもらったのですが、何が悪いのかサッパリ分らなくて悩んでいます。どなたか解る人いませんか?
[追記] Gimp 1.2.3 でのgimpintl.hの変更が原因でした。ってか、これまずいんじゃないの? 何考えてんだか……
I'm try to install the Ruby Extension for Gimp on Mandrake 8.1 and 8.2 but I have always the same problem
gcc -fPIC -O3 -pipe -mcpu=pentiumpro -march=i586 -ffast-math -fno-strength-reduce -I/usr/include/gtk-1.2 -I/usr/include/glib-1.2 -I/usr/lib/glib/include -I/usr/X11R6/include -Wall -I/usr/lib/ruby/1.6/i586-linux-gnu -I/3_hd/src_testz/Grafik/GIMP-PLUGINS/ruby-gimp-0.7.0/packages/gimp/ext -I/usr/include -DHAVE_GIMP_SYSCONF_DIRECTORY -DHAVE_LIBINTL_H -DHAVE_GETTEXT -DENABLE_NLS -DHAVE_BIND_TEXTDOMAIN_CODESET -DRUBY_GIMP_COMPILATION -c -o rbgimpintl.o rbgimpintl.c
rbgimpintl.c: In function `init_locale':
rbgimpintl.c:41: `LOCALEDIR' undeclared (first use in this function)
rbgimpintl.c:41: (Each undeclared identifier is reported only once
rbgimpintl.c:41: for each function it appears in.)
rbgimpintl.c: In function `Init_gimpintl':
rbgimpintl.c:124: `LOCALEDIR' undeclared (first use in this function)
make: *** [rbgimpintl.o] Fehler 1
setup failed
'system make' failed
λ. 読書
- 『HELLSING(ヘルシング) 2』
- 平野耕太[画]
λ. スピンボタンがでかくなって見苦しい件
いっちーさんによればGTK+ 2.0 スタイルで ~/.gimp-1.3/gtkrc にフォントの設定を記述してやれば直るそうです。情報感謝。
λ. 診断! あなたのイデオロギーcheck!
小林よしのりは嫌いだけど。
あなたは保守タカ派です
あなたは保守派の中でも改革急進派に位置しています.今の日本の閉塞状況を改革するにはあなたのような人の力が必要です.しかし時々言われなきレッテル張りをされ悔しい思いをすることもあるかもしれません.十分に気を付けて支持者を増やしましょう.
2002-03-29 [長年日記]
λ. だるい。この一週間何もする気が起きなかった。
λ. 生暖かい風が心地好い。
λ. Lapis Lazuli いいよね。
λ. nested repeat operator
そういえば、star-height problem って今もまだ未解決なんだよね?
λ. 読書
- 『HELLSING(ヘルシング) 3』
- 平野耕太[画]
- 『キノの旅 Ⅲ - The beautiful world』
- 時雨沢恵一[著] 黒星紅白[イラスト]
- 『サクラ大戦 前夜 2』
- 『サクラ大戦 前夜 3』
- あかほりさとる[著] レッドカンパニー[監修/原案]
λ. 圏論
productを持つ圏があるときに、あるproduct(のprojection mapの組)をterminal objectとする新しい圏を作る事が出来る。
λ. While program
へぇ、順番に実行していくのと if と while があればなんでも書けるらしい。ということは原始帰納的でない関数もそれだけで記述できるのか。ふむふむ。
……と思ったが、別に意外でもないか。それだけあればチューリング機械自体書けそうだもんな。
2002-03-30 [長年日記]
λ. 圏論
残り約60ページ。結局、この本には natural transformation すら登場しないみたい。それでも、最後にはtoposとlogicの話も出てくるので、そこら辺は割と楽しみ。
…とはいえ、入門書を一冊読むだけで春休みが終わってしまったような感じだし、もっと効率的に学習する方法を考えた方が良いよな。こんなペースで勉強してたら、あと3年なんてあっという間だ。
2002-03-31 10メートルは長すぎる [長年日記]
λ. 原始帰納関数
そういえば、情報数学Ⅰの授業で原始帰納関数を扱ったときに、原始帰納関数の概念を表すダイアグラムが参考に載っていたのを思い出した。
そのときは理解できなかったけど、今なら理解できる。ある関数 f: N→X が原始帰納関数だというのは、以下のダイアグラムが可換になること。あぁ、圏論って良いね。
0 s 1 ───→ N ───→ N │ │ │ │ <Id,f> │f │ ↓ ↓ └──→ N×X ──→ X <0,c> h
【2006-01-22 追記】 この形での原始帰納関数の定義は paramorphism として一般化できる。詳しくは Categorical programming with inductive and coinductive types. を参照。
【2006-01-22 追記】 ところで、この定義は余計な引数がない分だけ通常のの定義よりも弱いように思える。冪(exponential)によって関数を値として扱えば通常の原始帰納関数を全て表現できるが、今度はアッカーマン関数のように通常の原始帰納関数に含まれない関数が表現できてしまう(詳しくは 2003-01-14,2003-01-21,2003-02-05 を参照)。 高階関数を排除しつつ通常の原始帰納関数を表現するためには、Decomposing Typed Lambda Calculus Into a Couple of Categorical Programming Language のκ-calculus のように contextual completeness を使えば良いのかな...
λ. 買った本 at 古本小屋
- 『ザ・シェフ MENU-7』
- 加藤唯志[劇画] 剣名舞[原作]
- 『ジハード 1』
- 山根和俊[画] 定金信治[作]
- 『クルセイド 1』
- 『クルセイド 2』
- 山根和俊[漫画] 定金信治[原案]
- 『
攻殻機動隊 BURNING CITY 灼熱の都市』 - 遠藤明範[作] 士朗正宗[原作]
- 『OSの基礎と応用 - 設計から実装,DOSから分散OS Amoebaまで』
- A.S.タネンバウム(Andrew S. Tanenbaum)[著] 引地信之,引地美恵子[訳]
- 原題: Modern Operating System
- 『物価を考える』
- 都留重人[著]
- 『物理学とは何だろうか 下』
- 朝永振一郎[著]
- 『ゾウの時間 ネズミの時間 - サイズの生物学』
- 本川達雄[著]
- 『突破論 - トラブルを逆手にとれ』
- 宮崎学[著]
- 『エクスプローラーウーマン・レイ(EXPRORER WOMAN RAY) 2』
- 岡崎武士[作]
λ. linear category がピンとこない、他
linear category がピンとこない。equilizerに関する練習問題が解けない。pointed set の圏について誤解していた事に気づく。