2002-01-19 [長年日記]
λ. 補講のために学校に行った。
λ. 情報数学Ⅰ
遅刻してしまったせいか、一昨日に続いて、授業に着いていけてない。とほほ。
期末レポートはとりあえず、『言語理論とオートマトン』の演習問題を適当に解いて提出した。演習問題を解くだけだなんて芸がないし、解けなかった問題もあったし、先生を失望させてしまったかも。(レポート)
で、まあ今学期はもう終わりなのだけど、結局オートマトンに関する部分を除けば、今回もイントロダクションが終わったぐらいの所で時間切れになってしまったような気がする。
やはり半年という時間はあまりにも短すぎる。こんな時間ではどんな科目だって、きちんと掘り下げて学習する事は不可能だろう。SFCでは講義ってのはその分野を深く学ぶためのものではなくて、イントロダクションを主目的としているのではないかと思う。もちろん学部の授業にそういう方向性があるのは仕方ないことだとは思うのだけど、制度の面でもうちょっと何とかならないかなぁ……と。
λ. 情報通信セキュリティ論
この授業も今日で終り。あとテストがあるけど……
ところで、この授業を取ったのは、kazuさんの「技術の面からいえば、インターネットでのセキュリティの方が、日常生活のそれよりも安全である。なぜなら、前者には 数学的な根拠があるからだ。インターネット全体を見渡すと、脆弱なのはセキュリティ技術ではなく、むしろユーザである。」という言葉に魅せられて、その数学的な根拠について具体的に学びたくなったからだ。しかし、そういった面については結局この授業では天下りに定義を与えて手を動かしてみるだけで、背後にある(はずの)数学理論には手を触れず、不満が残る。
より重点が置かれていたのは、具体的にどう応用し運用していくかという問題で、それについてはこれまで目を向けてこなかった色々なところに目を向ける良い機会になったと思うのでまあよしとしよう。それから、数学と工学、また工学と社会とのギャップをより意識するようになったなぁと思う。
λ. ぐるわ
某サカケン氏のグループのミニプロをちょっとだけ手伝ってきた。みんなでワイワイガヤガヤやるのって楽しくって良いよね。
それはさておき、今日の出来事は「なんちゃってGIF事件」として末長く記憶されることになるだろう。
λ. 来学期のカテゴリー論の勉強会
とりあえず、興味がありそうな数人に宣伝しておく。(この日記の読者諸氏もいかが?) それから教科書候補は以下の二冊っぽい。
- Categories for the Working Mathematician
- Saunders Mac Lane [著]
- Conceptual Mathematics: A First Introduction to Categories
- F. William Lawvere, Stephen H. Schanuel [著]