2008-04-07 [長年日記]
λ. 「テレビの前で、国民に真摯に謝罪すべきではないでしょうか」
年金の名寄せが完了しなかったことに関して、 民主党の議員が国会で 「テレビの前で、国民に真摯に謝罪すべきではないでしょうか」 と言っていた。 そっか、謝罪というのはテレビの前ですべきものなのか。 「国会で」とかではなく「テレビの前で」なんだな。 これは面白い発想だと思った。皮肉ではなく。
λ. 日本語の文法における限定継続?
継続フェスタ2008 (Continuation Fest 2008) のプログラムが公開されていた。 先日読んだ“Continuations in Natural Language”(c.f. ヒビルテ (2008-03-13))が面白かったので、自然言語系の話を期待していたのだけど、大竹塁氏の「Delimited continuation in the grammar of Japanese (日本語の文法における限定継続)」という講演があった。
A natural language expression can be represented as a kind of program. Any such program, if well-formed, can be evaluated in different domains such as orthography, phonology, and semantics. The resulting values are the spelling, pronunciation and meaning, respectively, of the grammatical expression of the language the program represents.
From this viewpoint, I will illustrate the use of delimited continuation in analyzing sentences in Japanese. In particular, the meaning of question words such as 誰 (dare) and 何 (nani) involve shift operator, and that of も (mo) and か (ka) function as reset.
面白そう。 「誰」とか「何」といった疑問詞(question words)が出てくるけど、これは疑問文の意味論の話なのだろうか。
疑問文の話だとすると、どんな話か私にはさっぱり予想がつかないけど、もし平叙文の話だとすると、
- [[ 誰か ]] := λP. [[か]] ([[誰]] P)
- [[ 誰 ]] := λP. P (shift (λk. k))
- [[ か ]] := λP. ∃x. (reset P) x
- [[ も ]] := λP. ∀x. (reset P) x
として、
[[ 誰かが歩く ]]
= [[誰か]] [[歩く]]
= (λP. [[か]] ([[誰]] P)) [[歩く]]
= [[か]] ([[誰]] [[歩く]])
= (λP. ∃x. (reset P) x) ((λP. P (shift (λk. k))) walk)
= ∃x. (reset (walk (shift (λk. k)))) x
= ∃x. (λx. (walk x)) x
= ∃x. walk x
みたいな解釈をするとか、そんな感じかなのかなぁ、と妄想。 (この形式化だとちょっとコジツケくさいけど)
そうか,酒井君にRubyの話を(英語で)してもらえばいいんだ!
なんでやねん!<br># なんか事情があるなら考えますけど……
俺が英語ができないという事情.
って、ささださん何度も英語で発表してるじゃないですか。<br># 私は一回しか経験ないのに……