2006-09-06 [長年日記]
λ. 外延性と参照透明性
自然言語に関する議論では「外延性」と「参照透明性」はしばしば同じような意味で使われるが、コンピュータサイエンスではこれらはだいぶ区別されているように思える。これはなんでなんだろうなぁ、とふと思った。
λ. (->)
の種
Haskellには種(kind)の多相はないことになっているが、GHCでは「(->)
」は「*
」と「#
」という複数の種の型に適用可能だったりする。では「->」の種はどうなるかと思って試してみたら、こんなの出てきた。
Prelude> :k (->) (->) :: ?? -> ? -> *
λ. 親王誕生
なんとも目出度いです。 もっともこれで皇統の問題が根本的に解決するわけではないですが……
Bottom Note (2006-09-06)で紹介されていた、アルジャジーラ(الجزيرة)の記事の「The boy will be third in line to the Chrysanthemum throne after his uncle and his father.」という表現には「へー」と思った。「Chrysanthemum」って何かと思ったら菊のことなんですね……
それから、テレビで言っていた「『おぎゃー』とおっしゃった」という表現が、なんだか可笑しかった。
λ. The Daikon invariant detector
<URL:http://lambda-the-ultimate.org/node/1700> より。 機械学習で不変量をというアイディアが面白い。