2004-01-22 [長年日記]
λ. MSN Messenger contact list to FOAF conversion
こないだ萩野研の誰かが「MSNメッセンジャのコンタクトリストあたりからFOAFを生成するのが良いのでは?」といっていたのを思い出し、簡単なスクリプト(msnmsgr2foaf.rb)を書いてみた。 サインインしている状態で実行すると標準出力にFOAFを出力する。まだ、作りこんではいないけど、雛形を作るくらいには使えるだろう。
が、その後ググってみたら [rdfweb-dev] MSN contact list to FOAF conversion というメールを見つけ、例によって同じ目的のツールがすでにあったと知る。
λ. SFU 3.5 で ruby をコンパイルしてる人の数 → (5)
というわけでコンパイルしてみる。
λ. Re: 街で見かけた数学用語
so1さんは とてもとても手が出せない遠い存在
といいますが、toposの概念自体はそんなに難しくないですよ。toposの定義はさておき、部分集合の概念を圏論の言葉で一般化したのがsubobjectですし、集合Xの部分集合Sに対応する特性関数 φS: X→{true,false} で、Sを部分集合からsubobjectに一般化するために、集合{true,false}を一般化したのがsubobject classifier (truth-value object) Ω です。
論理との関係にしたって、任意の集合が(部分集合を命題、集合演算子を論理演算子
として)古典命題論理のモデルになっているのと同様に、toposのobjectは直観主義命題論理のモデルになっている、というのが最初の話だったと思います。
もちろん、私の知識なんて微々たる物なので、 この先に奥深い話がきっと沢山あるんでしょうけどね。
ところで、Topos Theory in a Nutshellなんかにも書かれてますが、William Lawvere and Steve Schanuel, Conceptual Mathematics: A First Introduction to Categories, Cambridge U. Press, Cambridge, 1997. のtoposの入門はとても分かりやすかったです。それから、同じページで知ったのですが、Michael Barr と Charles Wells の Toposes, Triples and Theories ってオンラインで公開されているんですね。
MessengerなどのコンタクトリストからFOAF作るってのはおもしろいと思うけど,これは公開したくない類の情報だなぁ.
確かにそうかも。<br><br>ちなみに、グループ単位でエキスポートするか否かを決定できるようにするとか、出力する情報をもう少し細かく制御できるようにしてみようかと考えてるんですが、そうするとちょっとは改善します?