2002-01-22 [長年日記]
λ. 人工知能論
『脳のなかの幽霊』を読んだことのある人が僕の他に一人もいないというのは意外だった。あんな面白い本を読まないなんて、なんて奴等だ!! (ところで、森山さんによると「脳のなかの幽霊」は版元品切れらしい)
チェロの演奏を聴いていて、「人工知能/人工生命にとってのモノリスはやはり人間なのかな……」とか連想した。弦楽器の音色は、いつも思いがけないものを想起する。
それから、試験は持ち込み可。コンピュータも持ち込み可。
λ. マクロ経済Ⅰ
こんなの常識だと思ってたが、アブソープション・アプローチなんて名前があるのね……
λ. 講演「間違いだらけの擬似乱数選び」
これは聴きにいく鹿。
講演日時: 2月6日(水) 13:00-14:30 会場: o11 講演タイトル: 「間違いだらけの擬似乱数選び」 講演者: 松本 眞 (まつもと・まこと) 京都大学 総合人間学部 基礎科学科・助教授 講演主旨と講師の紹介:コンピュータによる疑似乱数の発生法は、本質的に不確定性を含んだ現象のシミュレーションや暗号乱数を使ったコンピュータ通信のためには不可欠の基礎である。特に、物理や金融現象などのモンテカルロシミュレーションでは、極めて大規模に乱数が消費され、高品質の乱数を高速に発生させることができなければならない。しかし、これまでの方法では、物理のIsing Modelシミュレーションなどにおいて有意の誤差を生むことが報告され、その理論的欠陥が指摘されている。疑似乱数の研究とその利用 は混沌の歴史をたどってきたといえよう。
松本助教授は、第24番目のメルセンヌ素数 2^{19937}-1を周期とするMersenneTwister (MT)という疑似乱数発生アルゴリズム創り出した。MTは、これまでの疑似乱数発生法にあった様々の欠点を一掃し、メモリ効率、周期の長さ、乱数性、速度のすべての面 で画期的なアルゴリズムとして全世界から注目されている。MTの優れた乱数性は緻密な数論に基づいて証明されており、その実装は現代のコンピュータアーキテクチャを有効に反映したものとして実現されている。さらにMTを利用して並列乱数発生スキーム Dynamic Creator を開発し、超並列環境で高品質の疑似乱数を効率のよく発生させることも可能にした。 MTのアルゴリズムは様々の言語で実装されインターネットを通して配布され、物理、金融をはじめ世界中の極めて幅広い分野のユーザーに急速に広がっていき、高い評価を得ている。その一つとして、フェルミ研究所では、大きな周期性をもつ疑似乱数発生法としては現在最高のものであろうと評価されている。MTは、数論的概念とコンピュータアーキテクチャが美しく融合した疑似乱数発生法の尤物であり、世界標準の疑似乱数発生アルゴリズムとして位置付 けられるものである。
俺も行くというか情報数学Ⅰの救済レポートの為に<br>ソレっぽい感想文代わりに書いて!<br>2/1の巡回サラリーマンは?
2/1にも何かあるの?<br>そっちは知らなかったよ。<br><br>でも、2/1は研究会の課題の発表があるので無理そう。<br>プログラム自体も完成まで程遠い状態で実は今ゲロヤバ。(T▽T)