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日々の流転


2007-02-09 [長年日記]

λ. 「健全」発言について

また野党は騒いでいるけど、毎日新聞の「柳沢厚労相:「結婚し、子ども2人以上希望が健全」 記者会見で発言、新たな波紋 」という記事に載っている要旨を読む限りでは、これもそんなに問題になる発言には思えない。一方で、雇用状況と婚姻状況の相関に言及している点は評価できる点だと思う。

柳沢伯夫厚生労働相の6日の記者会見での主なやり取りは次の通り。
(記者)
 少子化対策は女性だけに求めるものなのか、考えはいかがか。
(厚労相)
 若い人たちの雇用形態が、例えば婚姻状況などに強い相関関係を持ち、雇用が安定すれば婚姻率も高まるような状況なので、まず若者に安定した雇用の場を与えていかなければいけない。また、女性あるいは一緒の所帯に住む世帯の家計が、子どもを持つことで厳しい条件になるので、それらを軽減する経済的支援も必要だろう。もう一つは、やはり家庭を営み、子どもを育てることには人生の喜びのようなものがあるという意識の面も若い人たちがとらえることが必要だろう。そういうことを政策として考えていかなければならない。他方、当人の若い人たちは結婚をしたい、それから子どもを2人以上持ちたいという極めて健全な状況にいるわけだから、本当にそういう若者の健全な、なんというか希望というものに我々がフィットした政策を出していくことが非常に大事だと思っている。
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