2006-06-05 [長年日記]
λ. 知識発見法
Alephを使った実習。 バイアスの設定、正例のみからの学習、一貫性制約の発見。 Alephの挙動がなにやら不思議。
しかし、モード宣言で入力が「+」で出力が「-」というのは、ちょっと直観に反するような。……圏論での exponential functor の variance と、CPLでのvarianceの表記法から、入力が「-」で出力が「+」だとつい連想してしまうので。
λ. 古川研:Abduction勉強会
Hierarchical planning に関して。
- from first principles = 元々の原理から
- circumscription
- <URL:http://en.wikipedia.org/wiki/Circumscription>
- 極小限定?
- どういう場合に predicate completion に落ちるのか?
λ. OrdのcompareでNaNを比較
OrdクラスのcompareメソッドでNaNを比較してみたら、何と比較しても常にGTが帰ってきた。
Prelude> let nan = 0/0 Prelude> nan NaN Prelude> compare nan nan GT Prelude> compare nan 0 GT Prelude> compare 0 nan GT
そこで、Ordのインスタンスが全順序集合であることを期待しているコードにNaNを放り込むと、変なことが起こる。例えばData.Map。
Prelude> :module +Data.Map Prelude Data.Map> let m = insert nan 0 empty Prelude Data.Map> m {NaN:=0} Prelude Data.Map> insert nan 1 m {NaN:=0,NaN:=1} Prelude Data.Map> lookup nan m *** Exception: user error (Data.Map.lookup: Key not found)
古川研の金城です。そういえば、東工大での勉強会の日程7月5日に決まりました。圧縮だとかベイジアンネットの計算法とかですが、御興味あれば。<br>http://www.cas.dis.titech.ac.jp/~higo/wiki/study/index.php?%C2%E83%B2%F3%CA%D9%B6%AF%B2%F1
情報ありがとう。<br>今回は多分参加できると思います。