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日々の流転


2009-11-23 [長年日記]

λ. 慶應義塾大学SFC ORF2009【Gardens for Ingenuity -断面の触感-】

ORFに初めて参加し、今頃になってSFCって実は凄かったんだと感じる。以下、個人的に印象に残っている話をいくつかメモ。

個人的に面白かった展示のひとつが、「SF-KEY: 鍵盤楽器奏者のための譜めくり支援システム」で、演奏がどれだけ進んだかを自動認識して自動的に譜めくりしてくれるシステムを目指していた。現時点では自動認識の部分はできていて、画面上で楽譜の表示を切り替えることはできてるが、将来的には紙の楽譜をめくるようにしたいそうだ。
[SF-KEY: 鍵盤楽器奏者のための譜めくり支援システム]

それから、ARのために目のまえに走っているクルマとデータを対応付けるために、どうするかという話なんかも面白かった。 ナンバープレートを画像認識して、そこから同定良いかと思ったのだけど、それは難しいらしく、代わりにテールライトの点灯タイミングを元に同定する方法を考えた、という話。
[車両間ARの基盤技術]

我らが萩野服部研の展示は、「どこでもIRプラグ」「S3」 「Acti-on」 「RIO」。
[どこでもIrプラグ] [S3 (Simple Sound Streamer)] [りお が あなた と なかよく なりたそうに こちらをみている!]

  • 「どこでもIrプラグ」はSheevaPlugみたいなものをコンセントに指しておいくことで、赤外線リモコンで操作可能な家電を、外出先からWeb操作可能にするという話。デモとして、ORF会場から研究室の照明を操作するというデモをしていたが、元々研究室の照明は赤外線で操作なんて出来ないので電子工作を頑張っていて、むしろそっちの方が凄かったかも。
  • S3 (Simple Sound Streamer) は、リスナーの選択した色をもとにメタデータのマッチングを行って、プレイリストをつくると言うもの。
  • Acti-on は AR っぽい話だった。
  • RIOについては何も言うまい(笑)。なんでも、今の萩野服部研には「お絵かき部」があるとか……

熊坂研のコミュニティ分析系の話で「声優偏愛マップ」「我輩は童貞である。まだやったことはない。」「リア充のリアリティ」とかあって、題材が狙いすぎな感じだけど、結構面白い結果が出ていて面白かった。
[声優偏愛マップ]

他にも、最適な量子通信路の決定の話とかみたいな話とか、触手がウネウネ動いてるやつとか、相変わらず随分色々やっているな、という感じ。
[Flagella] [ORF Twit - 展示・セッションの感想をつぶやこう!-] [ORF Navi]

他にも面白い展示が沢山あった。

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