2005-10-21 [長年日記]
λ. 『新しいプログラミング・パラダイム』, 『続 新しいプログラミング・パラダイム 』
あろはさんの日記で取り上げられているのを見て、読もう読もうと思いながら忘れていたのを思い出した。この本は、以前にakrさんにOBJの話を聞いたときに紹介されたし、田中君にも何かの機会に紹介された記憶がある。
で、読んでみたが、15 年前の本だけあって、さすがに時代を感じさせる。当時新しかったプログラミングパラダイムが色々と紹介されているが、現在から振り返ってみると、その中には重要性がさらに増しているものもあれば、当時有望視されていたのに期待されたほど発展しなかったものもあるし、当時も現在も変わらず基礎として重要なものもある。そういった時代の変化と、当時の研究者たちが何を考えていたのかを感じることが出来て楽しかった。
また、Knuth-Bendix の完備化手続きについては良く知らなかったので、その辺りは勉強になった。