2004-09-14 [長年日記]
λ. 第2回プログラミングおよびプログラミング言語サマースクール (PPL Summer School 2004)
先週予告したように、これに行って来た。この手の集まりに参加するのは初めてだったのだけど、参加者は30人ちょいくらいを予想していたので、80人くらいいてビックリした。それから、Haskell Marathonのときにお会いした横山さん(最初そうだと気付かずにすいませんでした)と、Rubyのコミッタのうえの かつひろ さんに会うことが出来た。あと、tradさんからツッコミをもらっていたので、会えるのを楽しみにしていたのだけど、見つけることが出来ず残念だった。
λ. プログラム変換入門, 高野 明彦 先生 (国立情報学研究所)
本当に入門だった(講義の一回目と二回目相当だそうだ)ので、少々物足りなかった。 個人的にちょっと面白いと思ったのは、酸性雨定理(Acid Rain Theorem)が Eric Meijer の命名で、Theorems for Free によって只で得られる、森林破壊(Deforestation)のための定理だからという話。それから、「こういったプログラム変換の技術によって、アルゴリズムをどう表現しておくかを選べるようになったらいいなぁ」とか「オブジェクト指向言語のクラスライブラリは人間側に媚びすぎ。中間データ型のチョイスが違うだけで問題の本質は変わらない、といったことを見抜ける形にはなっていない。関数言語が貢献できるのはそういった点ではないか」といった事も言っていた。
λ. お昼
λ. XMLとスキーマ, 村田 真 先生 (日本IBM)
- 参考文献
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- XYZ第一回の資料
- XMLとスキーマ言語, コンピュータソフトウェア (掲載予定)
- Taxonomy of XML Schema Language using Formal Language Theory, ACM TOIT (投稿中)
λ. よくわかる定理証明ーIsabelle/HOLを用いた定理証明入門ー, 南出 靖彦 先生 (筑波大学)
実はこのチュートリアルに一番期待してたのだけど、とてもわかりやすいチュートリアルだった。Isabelle/HOLとSML/NJは以前何かの機会にインストールしてたんだけど、全然使ってなかった。これを機に使ってみようかなぁ。
λ. Java Just-In-Time コンパイラ, 石崎 一明 先生 (日本IBM)
へぇ、こんなに色々最適化技法があるもんなんですねぇ。このうちのどれだけがYARVやSTGマシンに適用可能かなぁとか思いながら聴いていた。
酒井さん、Haskell T シャツ着ていったんですね。 http://www.kmonos.net/wlog/42.php#_2033040914<br><br>もっと前からセミナーがあることを知っていたら私も >>= のバージョンの T シャツを着ていっただろうに。
そうです。それは私でした。<br>稲葉さんもいたのに会えなかったのかぁ。残念だなぁ。<br><br>> もっと前からセミナーがあることを知っていたら<br><br>もう少しアンテナを伸ばした方がいいんじゃない?
こんにちは。酒井さんでしたか。<br>やっぱり話しかけてみればよかったです。^^
前のほうにいました。<br><br>Advanced Functional Programming Summer School は、http://www.cs.uu.nl/~johanj/afp/ か?<br>高野先生の講義で、Wadlerの話になると笑いが起こったのは何だったんだ。<br><br>以前Coqで挫折したけど、Isabelle/HOLは何とかできるかも…?
Wiki の RHG のページに書いたのですが、遅かったのか反応がないので。<br>さかいさんが情報元として使っている [logic-ml] ってどのメーリングリストでしょうか? URL を示していただければ嬉しいのですが。