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日々の流転


2011-08-07 [長年日記]

λ. Lenovo USB Webcam (40Y8519) をMacで使おうとしたメモ

以前に買った Thinkpad のおまけについていたウェブカムの Lenovo USB Webcam (40Y8519) をMacで使えないかなぁ、と思って調べてみたが、結局うまくいかなかったというメモ。

調べてみると、macam -- USB webcam support for Mac OS X というのがあるらしい。最新版の macam 0.9.2 を試してみたのだけど、「Status: Connected To Lenovo USB Webcam (40Y8519)」という状態にはなるけど、残念ながら、「Play Camera Video」を押すと、「Status: USB communication problem」になってしまった。また、macam.componentを/Library/QuickTimeに入れても Skype とかからも真っ黒なスクリーンしかでなかった。最新のビルドらしき macam-cvs-build-2009-09-25 も試してみたが結果は同じ。

macamのこのカメラの情報ページを見ると、このカメラに使われているコントローラ・チップVC0323の開発元がドライバを提供しているというので、<URL:http://www.vimicro.com/english/product/pc003.htm> から DRV_VC0323_060718.zip をダウンロードしてインストールしてみたが、Skypeなどからは認識されなかった。試しに、Windowsの方で「Detection Tool of Vimicro PC Camera Processors Model without notice」(ChipTypedetector.zip)というのを試してみると、「There is no Vimicro's Device」と言われてしまった。うーむ。

Tags: thinkpad mac

2011-08-25 [長年日記]

λ. "The Arrow Calculus" by Sam Lindley, Philip Wadler, Jeremy Yallop

を読んだ。

ArrowはこれまでHughesのオリジナルのようにポイントフリーに形式化され、Patersonのアロー記法(Arrow notation)はただのシンタックスシュガーという扱いだったが、この論文ではPatersonのアロー記法に基づいた計算体系と型システムとを作り、両者の形式化が等しいことを証明している。 二つの文脈を使って、通常の変数束縛とアローで束縛された変数を区別するのは、よくありそうだけど、よく出来てるなぁ。

また、その副産物として、オリジナルのArrowの公理が冗長だったことが分かった。 f >>> arr id = f はArrowの他の公理から導出可能だし、 first (arr (g>>>)) >>> app = second g >>> app はArrowApplyの他の公理から導出可能。 これには驚いた。


2011-08-26 [長年日記]

λ. “The worker/wrapper transformation” by Andy Gill and Graham Hutton

を読んだ。

GHCでお馴染みの worker-wrapper transformation についての論文。 私は worker-wrapper transformation というと非ボックス化(unboxing)のための手法という認識だったが、この論文では再帰する際の型を変更する変換として一般化して形式化しており、それを適用するための前提条件と、以下のような幾つかの例を紹介している。

  1. リストのreverseの素朴な再帰的定義から蓄積変数を利用する定義への変換
  2. 階乗を計算する関数の非ボックス化
  3. フィボナッチ数列を計算する関数のメモ化
  4. 例外を持つ言語の評価機のタグレス化

非ボックス化以外の例を worker-wrapper transfomration として形式化できるだなんて、考えたことがなかったので、驚いた。 ただ、それらはコンパイラが自動的に行うのは難しく、むしろ人間が使うための推論規則ではあるのだけれど。


2011-08-27 [長年日記]

λ. MyRSS.jpの代替サービス

MyRSS.jpが終了してしまったので、代替サービスを探している。

今試してみているのは、以下の二つ。

FeedBeaterはリンク毎に別のアイテムになる。ただ、リンク先はfeedbeaterのページへのリンクになり、そのフレームとして元のページが表示される感じか。FeedBeaterの用意するページが一段間に挟まれてしまうため、まるごとRSSとはうまく組み合わせられない。

それに対して、Page2RSSは変化したリンクをまとめたページを作り、そのまとめたページへのリンクがRSSのアイテムになる感じ。

FeedBeaterの方がMyRSS.jpに近いけど、完全に代替は出来なさそう。 自作するのがいいのかなぁ〜


2011-08-28 [長年日記]

λ. 富士総合火力演習・そうかえん に参加

青少年枠で申し込んだら、通ってしまったので、参加してきた。