2007-03-18 [長年日記]
λ. 『マオ—誰も知らなかった毛沢東 (下)』
を読んだ。 どこまで信じてよいのかは分からんが、とにかく面白い。
上巻は共産主義体制を確立し最高指導者の地位に上りつめるまでの話だったが、下巻はそこから死ぬまでの話。毛沢東は上巻にに続いて権謀術数に心血を注ぎ、自らの権力と目的のためならば何千万の国民を餓えさせることも厭わない。 絶対に関わりあいたくない人物だけど、その一方で、道徳に縛られず純粋に自らの権力のためにこれだけの事をやってのける毛沢東像は非常に魅力的な悪役であるとも思った。 さすが毛沢東! 俺達にできないことを平然とやってのけるっ! そこに痺れる! 憧れるうぅ! って感じで。