2002-12-21
λ. fold,自由代数,表示的意味論
10/10に読んだ Fold and Unfold for Program Semantics だけど、昨日書いたように「自由Σ代数系は記号としての式の全体」であるならば、構文木の全体が自由代数で表わされる事と、自由代数のinitialityから、foldオペレータによって表示的意味論を与える事が出来るのは、ある意味自明だと思った。
λ. 買った本
- 『ベルセルク 24』
- 三浦健太朗[著]
λ. 向井研忘年会
甘太郎。
λ. 獣姦小説
「獣姦小説」で検索されるのには飽きたので、「獣姦」を含むURLは「本日のリンク元」には記録しない事にした。
2006-12-21
λ. Scheme:マクロ:CommonLispとの比較
黒田さんの About Scheme を読んだときには、「Scheme のマクロは hygienic なのに、何を勘違いしているのだろう。Schemerは反論すればよいのに」と思っていたのだけど、単なる反論よりもずっと興味深い話が出てきた。
Schemeのマクロは、「展開結果内での自由変数」を正しく扱うために、S式だけでなくマクロ定義の「環境」も同時に扱っていて、そのため syntactic closure と呼ばれていると。
2007-12-21
λ. 岩明均 『ヒストリエ (1)』
p.24でアリストテレスが「大地の大きさについてある数学者は周囲40万スタディア(約7万2千キロメートル)と算出したのだが……私はもっと小さいのではないかと考えている」と言っててちょっと気になったのだけど、この「ある数学者」というのは誰のことだろう?
Big Bang: The Origin of the Universe (P.S.)(Simon Singh) の p.13 には「The feat of measureing the size of the Earth was first accomplished by Eratosthenes, born in about 276 BC in Cyrene, in modern-day Libya.」とあったが、ヒストリエでアリストテレスが喋っているのは紀元前343年なので、エラトステネスはまだ生まれてもいなかったし、それにエラトステネスの概算は40万スタディアではなく25万スタディアだった。
2008-12-21
λ. 『世界金融危機』について by 苫米地英人
散歩道 : 世界金融危機のカラクリより。 恥ずかしながら、これを読んで初めてCDS怖いと思った。 オフバランスの取引、相対取引だけでここまで出来てしまうんだねぇ。 「今後は、CDSを相対取引ではなく取引所に上場して不正を厳しく取り締まっていくべき」というのは同感。