2003-06-29 [長年日記]
λ. 軽い筋肉痛
λ. 湘南高校の文化祭に行こうかと思ってたのだけど、なんか面倒になってしまって、結局行かなかった。
λ. 「自己言及の論理と計算」 (長谷川 真人)
対角線論法と不動点に関するチュートリアル。逆極限法(inverse limit construction)についても取り上げてる。ちなみに、逆極限法によって領域方程式 D ≅ [D→D] の解を求める方法については 「再帰データ領域 D∞モデル」 も参照すると良いと思う。
ところで、少し前に「A Universal Approach to Self-Referential Paradoxes, Incompleteness and Fixed Points」という論文を読んだ事を思い出して、関連論文をAmazon風に紹介をしてくれるサイトがあったらどうかなぁとか少し思った。例えば、
- あわせて読みたい
- 「自己言及の論理と計算」と「A Universal Approach to Self-Referential Paradoxes, Incompleteness and Fixed Points」、どちらもおすすめ!
ページ数合計: 44ページ
とか。
[2005-03-27 追記] この論文については haskell-jpメーリングリスト で結構長いスレッドが出来ている。
あと、[haskell-jp:227] で data X = PsiInv (X -> (Int -> Int)) と書きましたけど、これは data ではなく newtype にすべきでしたね。
λ. 夕食
太太でジャージャー麺と餃子。
λ. ゲームプログラミング
の最終課題に向けてちょっといじり出す。不動浮動小数点数を使えないのは不便だなぁ。仕方ないので固定小数点数で扱う事に。で、てきとーに、sin(), cos() はテーブルで実装して、sqrt()もてきとーにニュートン法で計算する事にしよう。けど、atan()ってどうやって実装するのが普通なんだろ? って所で中断。 ぐぐってみると、CORDIC法というのがあるようだ。
不動小数点数……?
あちゃあ……<br>ご指摘どうもありがとうございます。<br><br>自分はこのtypoだけはしないだろうとこれまで信じてたのに……<br>もう不動点を浮動点と間違えてるのを見ても、他人のことを笑えないなぁ (^^;
おお、例のYの話も出てますね。いつも面白いURLありがとう。amazonよりヒビルテ。
おひさしぶりです。<br><br>そういえばYといえば、例の遅延評価の箇所ですが、<br>あれって適当な strictness analysis のアルゴリズムを使う事で、<br>自動的に導けないかなぁ……と最近ちょっと思いました。<br>具体的なことはまだ全然考えてませんが (^^;
strictness analysis って、、、そういうのがあるんですね。期待してます。
strictness analysis は文字通り関数の正格性の分析で、<br>lazyな関数型言語ではこれを使って関数の正格な引数を見つけて、<br>それをeagerに評価するような最適化をよく行っているようです。<br>(正格な引数はeagerに評価してしまっても結果は変わらないので、<br>そうすることによってサンクを作らずに済む)<br><br>……という以上のことは全然知らないので (^^;<br>とりあえずP.Wadlerの論文でも読んでみようかなぁ。<br>http://www.research.avayalabs.com/user/wadler/topics/strictness-analysis.html