霊樹の森の魔女フローラからそれぞれに魔法の品を受け取った一同
――ただしガッツを除く――が、いよいよ戦いに身を投じます。
フローラやシールケが示した「強さ」というのは人が魔道を習得し、自然界の
諸要素と連動した結果の「力」です。
「人が人であり続け」ながらもこれだけの力を駆使できる。
「これが魔術!」と驚愕の表情を見せるガッツが受けた衝撃の強さほどに
私も感銘を受けました。
ネタバレになるかもですが、受肉したグリフィスは闇の鷹としての
能力も権威も持ちながら、それでも人の肉をまとう。
彼はこの世の存在として「生き」はじめた。
地を歩き、まばたきをし、ものを食べる。
睡眠や排泄もあるいはしているのかもしれない――その描写はないけれど。
であるならば現状で最新巻である35巻までのグリフィスはフローラや
髑髏の騎士が口にする「時の理」のうちに在るのかもしれない。
ならば魔術は有効です――それは時と所を与えられ、地上を歩む
「人」がもたらす「自然」の作用。
絶対者としての”彼”に対して付け入る隙があるとするならば
これが鍵になるかもしれない。
人として、人のままで、自然の諸要素と連動する。
それは理を逸脱しない、自然の流れを左右しない。
闇の鷹との戦いは、もしかすると自然VS不自然なのかもしれません。
ガッツも魔術を習えばいいのに。習って、地上の生命が備えたところの
大いなる権能をあれら不自然な勢力にふるえばいいのに。
ふとそんな感想を持ちました。
「了解だ、司令官」
たった一言そういってただひとり敵に対峙するガッツ。
シールケの指示に従うと言ったから、だからその意のままに自分は動く。
まるごとの、いきなりの信頼をこんな短い一言でシールケに与えたガッツのすごさ。
ガッツから寄せられる信頼の重さと尊さの本当のすごみが胸を打ちます。
こんな姿を見せられたらどうあったってガッツの側につくしかない!(笑)
大好きです。
ファルネーゼの改心と決意、セルピコの必死さ、イシドロとモーガン老の会話。
キャスカを守ろうとするガッツは本当に善き仲間に恵まれました。
どんな苦難があろうとも、全員が懸命に生きた結果が先に待つのなら、
死してなお悔いなき激しさでこれからの旅も続くのでしょう。
三浦先生は世界一の善人です、このように激しく、熱く、面白い、
大傑作を骨身を削って世界に与えてくださるのですから。
どのような結末が待つとしても私はこの作品のすべてを完全に支持します。
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ベルセルク (25) (ヤングアニマルコミックス) コミック – 2003/6/27
三浦建太郎
(著)
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購入オプションとあわせ買い
魔物との戦いに突入したガッツ達。無数のトロールを相手にしたガッツは大剣を思う存分振るい、霊樹の森で出会った魔女・シールケは“魔術"で仲間を救う。魔術を目にしたガッツはその効果に驚嘆するが、それでも魔物達の攻勢は凄まじくて…。 2003年6月刊。
- 本の長さ232ページ
- 言語日本語
- 出版社白泉社
- 発売日2003/6/27
- 寸法12.8 x 2 x 18.2 cm
- ISBN-10459213723X
- ISBN-13978-4592137238
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上位レビュー、対象国: 日本
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2011年9月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2003年7月10日に日本でレビュー済み
ベルセルクを読んで常々感じるのは、絵の素晴らしさはさる
ことながら、そのセリフの美しさ、格調高さも他の追従を許
さないということ。今巻の魔法の描写で改めてそれを感じた。
漫画が絵とセリフ(文章)で成り立つものである以上、この
両者が優れていることは、何にも代えがたい利点だ。
そしてこの美しい描写から一転、闇の描写に移るときも、
再び作者の豊かな創造の世界に驚嘆する。このあたりは
三浦氏の独壇場だろう。
また今回はガッツと行動を共にすることになった、4人
の内面も細かに描かれている。この描写が今後どのよう
に生きてくるか、それも楽しみだ。
ことながら、そのセリフの美しさ、格調高さも他の追従を許
さないということ。今巻の魔法の描写で改めてそれを感じた。
漫画が絵とセリフ(文章)で成り立つものである以上、この
両者が優れていることは、何にも代えがたい利点だ。
そしてこの美しい描写から一転、闇の描写に移るときも、
再び作者の豊かな創造の世界に驚嘆する。このあたりは
三浦氏の独壇場だろう。
また今回はガッツと行動を共にすることになった、4人
の内面も細かに描かれている。この描写が今後どのよう
に生きてくるか、それも楽しみだ。
2003年7月8日に日本でレビュー済み
25巻になってもベルセルクはいつまでも驚かせてくれます。再発見はガッツの強さでした。あんたぁ、強すぎるよぅぅ(T_T)
同行者も増えて、ガッツの孤独な旅は最近にぎやかです。
でもベルセルクはやっぱり、ベルセルクなのでした・・・。
読むべし、読むべし・・・。
同行者も増えて、ガッツの孤独な旅は最近にぎやかです。
でもベルセルクはやっぱり、ベルセルクなのでした・・・。
読むべし、読むべし・・・。
2021年2月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
少しマシになってきて、話も見やすくなってきたのかなっ思う。。
2009年1月29日に日本でレビュー済み
今思えばベルセルクはこの巻から微妙になった
魔法使いが出てきてリアリティのあるファンタジーから普通のありふれたファンタジーになってしまった
面白くないことはないがガッツが狂戦士でもなんでもない優男になってる
初期のように孤独な狂戦士で死にたいと口にした人間に「じゃあ死ねよ」とか平気で言う方が狂戦士って感じで好感が持てる
仲間がバタバタ死んでく展開を期待してまだ読んでますが恐らく死なないでしょうね
結論を言いますと仲間が増え魔法使いが登場したのが原因ですね
魔法使いが出てきてリアリティのあるファンタジーから普通のありふれたファンタジーになってしまった
面白くないことはないがガッツが狂戦士でもなんでもない優男になってる
初期のように孤独な狂戦士で死にたいと口にした人間に「じゃあ死ねよ」とか平気で言う方が狂戦士って感じで好感が持てる
仲間がバタバタ死んでく展開を期待してまだ読んでますが恐らく死なないでしょうね
結論を言いますと仲間が増え魔法使いが登場したのが原因ですね
2003年10月8日に日本でレビュー済み
いつの間にか、パーティ戦闘に突入。
まるでドラクエがドラクエ2になった感じで、ある意味新鮮と言えば、新鮮なのだけど。
でもそれって、タイトルの『狂戦士』から逸脱してきてるような気が……
あと、魔術云々の薀蓄でページが埋まってしまうのはどうなのかねぇ。
戦闘シーンも今回は若干勢いがないように感じてしまいました。
もっともガッツの登場シーンは、別格と言わんばかりに、無闇やたらにかっこいいけれど。
ただ、今の路線も悪くないけど、早くガッツの『狂戦士』っぷりが見たいものである。
まるでドラクエがドラクエ2になった感じで、ある意味新鮮と言えば、新鮮なのだけど。
でもそれって、タイトルの『狂戦士』から逸脱してきてるような気が……
あと、魔術云々の薀蓄でページが埋まってしまうのはどうなのかねぇ。
戦闘シーンも今回は若干勢いがないように感じてしまいました。
もっともガッツの登場シーンは、別格と言わんばかりに、無闇やたらにかっこいいけれど。
ただ、今の路線も悪くないけど、早くガッツの『狂戦士』っぷりが見たいものである。