経済学の専門家を名乗りながら経済学の専門知識に反する主張をする人は少なくありません。
そういった人たちの主張を正統派経済学の視点から批判した本です。
2000年代前半の本なので、時期的にデフレと構造改革に関する話題が多い印象です。
後の世界の動きを見ると予言的な部分があり、正統派経済学の正しさはある程度証明できていると思います。
例えば通貨バスケットやユーロの記事で書かれている懸念はユーロ危機以降のヨーロッパで見事に当てはまっています。
デフレに関してもアベノミクスで金融緩和の効果は証明されたと言って良いでしょう。
一方で最近の消費増税決定以降の経済指標の悪化は、
この本では扱いの弱い財政政策も馬鹿にはできないことを表していそうです。
そういう意味で完璧とはいえないかもしれませんが、
トンデモ経済学に対する批判としては十分な内容だと思います。
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経済学を知らないエコノミストたち 単行本 – 2002/6/1
野口 旭
(著)
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- 本の長さ242ページ
- 言語日本語
- 出版社日本評論社
- 発売日2002/6/1
- 寸法12.07 x 1.55 x 19.05 cm
- ISBN-104535552843
- ISBN-13978-4535552845
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商品の説明
出版社からのコメント
「対話の窓」『経済セミナー』2002年9月号 一言でいえば、本書は、専門知=経済学を無視し、世間知だけに基づいて経済論議を行っているような「経済専門家」への、批判の書である。本書の題名は、本書が批判の対象にしている人々、あるいはそれと同様な見解を抱いている人々を、大いに憤慨させるものであるかもしれない。しかし、あえて挑発的にいえば、それは本書の目的でもある。というのは、われわれが誤りを誤りであると気付くことができるのは、闊達な相互批判においてのみだからである。
バブル期以降の日本の経済政策は、迷走に迷走を重ねてきた。そして、同じ過ちを繰り返してきた。これは、われわれがそうした相互批判を十分に行ってこなかったことの、いわば「つけ」なのである。その状況を打破することこそが、本書のねらいである。
バブル期以降の日本の経済政策は、迷走に迷走を重ねてきた。そして、同じ過ちを繰り返してきた。これは、われわれがそうした相互批判を十分に行ってこなかったことの、いわば「つけ」なのである。その状況を打破することこそが、本書のねらいである。
本書が取り上げるテーマは、金融政策にせよ構造改革にせよ、われわれ一人一人の生活に影響を与える切実な課題である。本書が、より生産的な論争の契機になればと願う。
内容(「MARC」データベースより)
日本の経済論争が不毛である真因は、エコノミストの多くが拠って立つべき経済学を理解していないことにある! 『経済セミナー』連載を元に、「世間知」だけでものを言う「経済専門家」たちの誤りを、実名を挙げて喝破する!
登録情報
- 出版社 : 日本評論社 (2002/6/1)
- 発売日 : 2002/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 242ページ
- ISBN-10 : 4535552843
- ISBN-13 : 978-4535552845
- 寸法 : 12.07 x 1.55 x 19.05 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 832,883位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,958位経済学 (本)
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2014年9月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2006年9月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
テレビ番組のコメンテーターとして無知(と無恥)をさらしているエコノミスト、新聞の社説を書く人、経済学者。これらの人々の態度や主張に対して経済学の基礎を大切にする立場から批判(罵倒)を行っている本である。出版してかなりの時が経過してから読んでも主張の骨子の説得力は出版当時と変わらないと思う。批判の中心はデフレや失業や不況に対する日銀(速水総裁時代)の無能さ(とくに経済学の常識に従うだけで答えが出る金融政策を躊躇したこと)、および、当時よく聞いた怪しい経済談義である。多くのエコノミスト(大学教員も含む)が行う主張はデフレや失業の仕組み(ときには定義も)を無視したものであって、伝統的な経済学の立場から簡単に反駁できる。その反駁の粗筋を述べたのが本書である。
上記のように本書の主張の骨子に関しては全く異論はない。だけど、書き方や細かな点に関してはありがちな問題のオンパレードになっている。科学の権威にすがる行為(科学論の本には「そんなの科学の方法ではない」と書かれている)が繰り返されていること、内容を誰に伝えたいのかわからないこと(玄人には当たり前、素人には不親切)、「○○氏の言葉は曖昧なので経済学を無視して××と主張しているともとられかねない」と表現すべきところを「○○氏は××という主張をしている」と記述していること、「明白である」「明らかである」という無意味な表現が多いこと。
出版にあたり力を入れて修正をすれば素晴らしい本になったと思えるだけに非常に残念である。
上記のように本書の主張の骨子に関しては全く異論はない。だけど、書き方や細かな点に関してはありがちな問題のオンパレードになっている。科学の権威にすがる行為(科学論の本には「そんなの科学の方法ではない」と書かれている)が繰り返されていること、内容を誰に伝えたいのかわからないこと(玄人には当たり前、素人には不親切)、「○○氏の言葉は曖昧なので経済学を無視して××と主張しているともとられかねない」と表現すべきところを「○○氏は××という主張をしている」と記述していること、「明白である」「明らかである」という無意味な表現が多いこと。
出版にあたり力を入れて修正をすれば素晴らしい本になったと思えるだけに非常に残念である。
2009年12月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
毎日メディアで流布されている経済評論家のコメントの多くが
経済学の基本を無視したデタラメであるということを世に知らしめるために書かれた本です。
経済学は難解と敬遠せずに、「比較優位の原則」や「国際収支の原則」など
マクロ経済学の基本的考え方を1つずつおさえることで、
一見もっともそうなウソを容易に見破ることが出来るようになることが分かり、
国民一人ひとりがそのようないわば経済リテラシーを身につけないといけないのだと痛感しました。
現在の日本のおかれている経済状況について自分で考え、
無知ゆえにもしくは意図的に日本をミスリードしようとしている為政者・メディアに騙されないために
経済学を学びましょう。
本書はそのきっかけになると思います。
経済学の基本を無視したデタラメであるということを世に知らしめるために書かれた本です。
経済学は難解と敬遠せずに、「比較優位の原則」や「国際収支の原則」など
マクロ経済学の基本的考え方を1つずつおさえることで、
一見もっともそうなウソを容易に見破ることが出来るようになることが分かり、
国民一人ひとりがそのようないわば経済リテラシーを身につけないといけないのだと痛感しました。
現在の日本のおかれている経済状況について自分で考え、
無知ゆえにもしくは意図的に日本をミスリードしようとしている為政者・メディアに騙されないために
経済学を学びましょう。
本書はそのきっかけになると思います。
2004年1月26日に日本でレビュー済み
正統的なマクロ経済を教える立場の方の一部には、著者のように経済理論の混乱した使われ方には強い憤りを感じる方がいることは無理からぬことだ。確かに、著者のよく引用する「マンデルフレミングモデル」を当てはめれば、自明である事実に関して、これと真っ向から対立する主張をする経済学者、エコノミストは沢山いるのだ。
問題は、この「マンデルフレミングモデル」などが、どれほど普遍性をもって実体経済を説明できるかである。もし、経済学という学問が、数学や物理学と同程度に「科学」であるとすれば、このような基礎的の命題の成立について論争が起きるはずがない。現実にはマクロ経済をめぐっては、この100年間だけでも根本的な命題を巡って論争の連続であった。
著者は、現在の経済学の教科書に強い信頼をおいているようであり、また、題名からも窺えるように非常に好戦的である。そういった点で、少し余計な力が入りすぎてしまった本になっている。
問題は、この「マンデルフレミングモデル」などが、どれほど普遍性をもって実体経済を説明できるかである。もし、経済学という学問が、数学や物理学と同程度に「科学」であるとすれば、このような基礎的の命題の成立について論争が起きるはずがない。現実にはマクロ経済をめぐっては、この100年間だけでも根本的な命題を巡って論争の連続であった。
著者は、現在の経済学の教科書に強い信頼をおいているようであり、また、題名からも窺えるように非常に好戦的である。そういった点で、少し余計な力が入りすぎてしまった本になっている。
2002年11月16日に日本でレビュー済み
退屈なくらい正しい。この本を間違っているという人は、
長年の批判に耐えて、実証されてきた知識の積み重ねである、
標準的な経済学(の教科書)に対して、ちゃんとした反論を示す
義務がある。
とはいえ、これを経済学を全く知らない人が読んで、
「なるほど、そうだったか。経済学の考えからいえば、
これこれこうだったのか。」
と説得されるほど、素人に対して分かりやすいかといえば、
疑問が残る。玄人向けである「経済セミナー」の連載をまとめた
ものだから仕方ないのかも知れないけど。
長年の批判に耐えて、実証されてきた知識の積み重ねである、
標準的な経済学(の教科書)に対して、ちゃんとした反論を示す
義務がある。
とはいえ、これを経済学を全く知らない人が読んで、
「なるほど、そうだったか。経済学の考えからいえば、
これこれこうだったのか。」
と説得されるほど、素人に対して分かりやすいかといえば、
疑問が残る。玄人向けである「経済セミナー」の連載をまとめた
ものだから仕方ないのかも知れないけど。
2002年9月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
テレビあまり信用しない,その中でエコノミストは,特に。構造改革というがそれよりは,この本に書いてあるように,需要を,どう増やすかだ。所得伸びないので消費は,伸びない,供給過剰にあるので,設備投資増えない,そのうえ増税いぜれくるので,これまた消費,増えない。しかしこの本に書いては,ないが日本が,バブルの中で高コスト構造になったの確か。(企業)
2014年4月18日に日本でレビュー済み
内容はいちいち同意できることばかり。
しかし、アベノミクスで実現したように見えるのにあまり興奮を覚えない。
本書のような金融緩和の効果が限定的なためだったのか、
消費税増税が相殺してしまったためだったのか。
本書の中で「経済学は陰鬱な科学」、「理解に苦痛を伴う」とあるとおり、
因果関係を証明しにくいことが、怪しいエコノミストが跳梁跋扈し、
この本を気持ちよく読めない原因なのでしょうか。
しかし、アベノミクスで実現したように見えるのにあまり興奮を覚えない。
本書のような金融緩和の効果が限定的なためだったのか、
消費税増税が相殺してしまったためだったのか。
本書の中で「経済学は陰鬱な科学」、「理解に苦痛を伴う」とあるとおり、
因果関係を証明しにくいことが、怪しいエコノミストが跳梁跋扈し、
この本を気持ちよく読めない原因なのでしょうか。
2002年6月21日に日本でレビュー済み
どうもメディアに登場するエコノミストという人種はうさんくさい。けれどもメディアの論説は玉石混交とはいえ、玉もあるかもしれない。玉を石から区別するてがかりがあればよいのに。そう思っている人が多いに違いない。
『経済セミナー』にはかつて、そうした手がかりを与えてくれる隠れた名記事があった。一時期、私は、見開きわずか2頁の記事を心待ちにし、それを読むためにこの雑誌を買ったものである。その名記事、「経済論壇クリティーク」が単行本になって入手できるようになった。それがこの本である。
これは、メディアで蔓延している経済論議(というよりその多くは経済談義だが)の的確かつ容赦のない批判である。というと、東谷暁『誰が日本経済を救うのか!』といったものを想像するかもしれない。しかし、ここではその批判の仕方が東谷本とはまるで違う。エコノミストたちが本当に「経済学の専門知」に則っているかどうかを問題にしているからだ。
なお、エコノミストとここでいうのは、経済の専門知を利用する人々という意味での本当の意味でのeconomistのことであり、日本でいう官庁、民間に勤める「エコノミスト」だけをさすのではない。だから、学界に属する「経済学者」たちも容赦なく批判の対象になる。単行本で新たに付け加わった第I部「経済論争を不毛にしているのは誰か」は、この3年ばかりの経済論争の混迷と不毛さを簡潔に整理しながら、メディアと経済専門家の責任を鋭くつく。
ここで実名を挙げられて批判された人たち(竹中平蔵、斉藤精一郎、池尾和人、野口悠紀雄)は、感謝しなくてはならない。彼らには反論の機会はいくらでもあるだろうから。
『経済セミナー』にはかつて、そうした手がかりを与えてくれる隠れた名記事があった。一時期、私は、見開きわずか2頁の記事を心待ちにし、それを読むためにこの雑誌を買ったものである。その名記事、「経済論壇クリティーク」が単行本になって入手できるようになった。それがこの本である。
これは、メディアで蔓延している経済論議(というよりその多くは経済談義だが)の的確かつ容赦のない批判である。というと、東谷暁『誰が日本経済を救うのか!』といったものを想像するかもしれない。しかし、ここではその批判の仕方が東谷本とはまるで違う。エコノミストたちが本当に「経済学の専門知」に則っているかどうかを問題にしているからだ。
なお、エコノミストとここでいうのは、経済の専門知を利用する人々という意味での本当の意味でのeconomistのことであり、日本でいう官庁、民間に勤める「エコノミスト」だけをさすのではない。だから、学界に属する「経済学者」たちも容赦なく批判の対象になる。単行本で新たに付け加わった第I部「経済論争を不毛にしているのは誰か」は、この3年ばかりの経済論争の混迷と不毛さを簡潔に整理しながら、メディアと経済専門家の責任を鋭くつく。
ここで実名を挙げられて批判された人たち(竹中平蔵、斉藤精一郎、池尾和人、野口悠紀雄)は、感謝しなくてはならない。彼らには反論の機会はいくらでもあるだろうから。