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恥辱 単行本 – 2000/12/1

5つ星のうち4.1 101

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商品の説明

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舞台はアパルトヘイト撤廃後の南アフリカ。離婚を2度経験している大学教授のデヴィッドは、若いころから奔放な性を楽しんできたが、52歳になった今でもその欲望は衰えを知らない。そんなある日、彼は20歳の女子学生に強烈に引かれ、歳の差も社会的な立場も考えずに彼女を追いまわすようになる。半ば強引に彼女と関係を持ったデヴィッドはセクハラで告発され、軽蔑されて憎まれて、追われるように大学を去る。娘が経営する自作農園に身を寄せて再生の道を模索するが、そこにはさらなる恥辱が待ち受けていた。

本書でブッカー賞史上初となる2度目の受賞を果たしたJ・M・クッツェー。2003年には、文学的功績を認められてノーベル文学賞受賞の名誉にも輝いている。簡潔で鋭い文章を武器にするクッツェーが描くのは、新旧の思想や力が混在する社会に暮らす人々の心だ。カフカ的な不条理な展開を軸に、若さと老い、欲望と道徳のはざまで揺れる人間を冷徹なまでにまっすぐ見すえながら、読後感は決して冷たくはない。

本書でも、主人公は性欲という泥沼の中で哀しいくらいこっけいにもがいてみせる。職も名誉も失いながら、それでも性欲に振り回されてしまう情けなさ。新しい価値観と古い価値観がぶつかり合う混乱の中で暮らす不安と無力感。だが、あまりにみじめな主人公に怒りすら感じながらも、読み手は物語から目を離すことができない。なぜなら、彼の弱さは人間(特に男性)そのものの弱さであり、彼が恥辱にまみれるとき、読み手もまた堕ちていく感覚を味わうからである。

われわれはそうした情けなさから逃れることはできず、彼と同じくもがきながら生きていかねばならない。クッツェーの救いのない小説に不思議な温かみがあるとすれば、人生を不毛だとしながらも、苦闘する人間そのものは否定しない姿勢に共感を覚えるからであろう。(小尾慶一)

出版社からのコメント

2003年10月2日、『恥辱』のJ・M・クッツェーに本年のノーベル文学賞が贈られるとの発表がありました。
 J・M・クッツェーは『マイケル・K』につづき、1999年に『恥辱』で史上初の「二度目のブッカー賞受賞」を果たすなど、かねてよりその文学性が高く評価されており、満を持してのノーベル賞受賞と言えるでしょう。
 これまでクッツェーは、寓意的な作風や南アの複雑な社会構造のなかで生きる人々の哀しみ、暴力性などを浮き彫りにする表現などで知られてきましたが、本書は「セクハラして転落していく男」という、ひじょうにわかりやすい作品になっています。
 まずは1頁目を開いてみてください。思わず「おっ」と声をもらしてしまうような出だしだと思いませんか? つい引き込まれて読みはじめると、身勝手な主人公デヴィッドに「なんと情けない人間なのだろう」と憤慨することでしょう。でも、いやなやつだと思いながらもページを繰らせてしまう不思議な魔力が、この作品にはあります。
 日本では刊行以来、読者からの反響も大きく、特に男性からは「身につまされて一気に読んでしまった」とたくさんのハガキが寄せられています。ほかにも「最低の男だと思っていたのに、読み進むうちに気がついたらほだされていた」と、よろめいてしまった女性読者も続出しています。主人公デヴィッドの危険な魅力をご堪能ください。

〈J・M・クッツェー〉
1940年、南アフリカのケープタウン生まれ。コンピュータ・プログラムや言語学を南アフリカとアメリカで学ぶ。1974年、『ダスクランド』で長篇デビュー。In the Heart of the Country(1977)とWaiting for the Barbarians(1980)で、南アフリカで最も権威あるCNA賞を受賞。1983年に発表した『マイケル・K』で、英国のブッカー賞、フランスのフェミナ賞を受賞するなど世界中で高く評価される。本書『恥辱』で、前人未踏の二度目のブッカー賞を受賞した。現在は、オーストラリア在住。

〈賞について〉
◆ノーベル賞
スウェーデンの化学技術者アルフレッド・B・ノーベルの遺贈により毎年、優れた業績に対して与えられる賞。文学の他に、物理学、化学、生理医学、平和、経済学の部門がある。最初の授賞は、1901年。
◆ブッカー賞
その年に出版された最も優れた長篇小説に与えられる、イギリスで最高の権威ある文学賞。イギリスの多国籍企業ブッカー・マコンネル社が1969年に設立。

〈あらすじ〉
 52歳のケープ・タウン大学教授デイヴィッド・ルーリーは、離婚以来、欲望に関してはうまく処理してきたつもりだった。だが、ひとりの教え子と関係をもった時から事態はすっかり変わった。胸高鳴る日々も束の間、その学生から告発されて辞任に追い込まれてしまったのだ。
 仕事も友人も失ったデヴィッドは、娘がきりもりする片田舎の農場へ転がり込む。誰からも見捨てられた彼を受け入れてくれる娘の温かさ、自立した生き方に触れることで恥辱を忘れ、粉砕されたプライドを繕おうとする。
 だが、ようやく取り戻したかに見えた平穏な日々を突き崩すようなある事件が……。
 転落し、自分の人生を見つめ直すことになった男の審判の日々を描く畢生の問題作。

本書に寄せられた賛辞〉
※海外の書評より
■本書は、この世になくてはならぬ、極上の美しき小説だ。
・・《パブリッシャーズ・ウィークリイ》
■『恥辱』は、とにかく必読の書だ。恥辱にまみれた時代に生きる者への哀悼をこめた魂の記録である。・・《ニューヨーカー》
■本書でクッツェーは、現代作家のなかでも最高の地位を確立した。
・・《スペクテイター》
■硬質な美しさと知性をもって語られ、冷酷さと同時に突き抜けた快感を感じさせる。クッツェーは、もっともすぐれた現代作家だ。
・・《サンデイ・タイムズ》
■無駄がなく、感性を刺激する沸き立つような文体で、クッツェーは本書をおそろしく、力強い、永遠に残る作品に高めた。
・・《ウォール・ストリート・ジャーナル》

〈著作リスト〉
FICTION
・Duskland(1974)  『ダスクランド』(スリーエーネットワーク)
・In the Heart of the Country(1977)
・Waiting for the Barbarians(1980)
・Life & Times of Michael K.(1983)  『マイケル・K』(筑摩書房)
・Foe(1986)  『敵あるいはフォー』(白水社)
・Age of Iron(1990)  『石の女』(スリーエーネットワーク)
・The Master of St. Petersburg(1994)  『ペテルブルグの文豪』(平凡社)
・Disgrace(1999)  『恥辱』(早川書房)
・Elizabeth Costello(2003)

NONFICION
・White Writing: On the Culture of Letters(1988)
・Doubling the Point: Essays and Interviews(1992)
・Giving Offence: Essays on Censorship(1996)
・Boyhood: Scenes From Provincial Life(1997)  『少年時代』(みすず書房)
・Youth(2003)

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 早川書房 (2000/12/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2000/12/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 290ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4152083158
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4152083159
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.1 101

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J.M.クッツェー
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