コミックを先に読み原作を知りキンドルで購入。いや面白い。コミックを読んでいるので話の流れは知りつつも十分に楽しめる。
何がどうと言われても説明できないけれど、池波正太郎の幕末新選組を思い出した。

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傭兵ピエール 上 (集英社文庫) 文庫 – 1999/2/19
佐藤 賢一
(著)
この商品はセット買いができます
『傭兵ピエール (上)(下)巻セット (集英社文庫)』 こちらをチェック
魔女裁判にかけられたジャンヌ・ダルクを救出せよ―。15世紀、百年戦争のフランスで敵地深く潜入した荒くれ傭兵ピエールの闘いと運命的な愛を雄大に描く歴史ロマン。(解説・井家上隆幸)
- 本の長さ512ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日1999/2/19
- ISBN-104087470156
- ISBN-13978-4087470154
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (1999/2/19)
- 発売日 : 1999/2/19
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 512ページ
- ISBN-10 : 4087470156
- ISBN-13 : 978-4087470154
- Amazon 売れ筋ランキング: - 471,373位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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1968年、山形県鶴岡市生まれ。東北大学大学院文学研究科で西洋史学を専攻。93年、『ジャガーになった男』で第六回小説すばる新人賞を受賞。99年、『王妃の離婚』で第一二一回直木賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 フランス革命の肖像 (ISBN-13:978-4087205411)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年3月18日に日本でレビュー済み
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カバーの絵のピエールが最初にインプットされてしまい 内容をつい重ねてしまいました この本の前に女信長を読んでいたので先に結末が想像できてしまい よかったのか悪かったのか
上下ともでとても長かったけど引き込まれる思いでいっきに読みました フランスも大変な時代を通って今があるんですね
歴史小説ってどうなるか知ってるだけに文章力が試されますね 佐藤さんの文章は時間泥棒です
上下ともでとても長かったけど引き込まれる思いでいっきに読みました フランスも大変な時代を通って今があるんですね
歴史小説ってどうなるか知ってるだけに文章力が試されますね 佐藤さんの文章は時間泥棒です
2011年11月29日に日本でレビュー済み
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ジャンヌダルクについて様々な本を読んでいた時があったのですが、その中の一冊としてこの本を読みました。
エンターテイメント小説としては、良く出来ているのではないかと思うのですが、ジャンヌダルクを題材とした歴史小説としては今一つの様な気がしました。
作者がジャンヌダルクという歴史上稀有な存在をどのような人物造形で描き出すのか楽しみにしていたのですが、悪い意味で裏切られました。
なんというかマンガとかアニメのステレオタイプ的なヒロイン像になってしまっていて、わたし個人的には、作者の描き出すジャンヌダルクにリアリティーや魅力を全く感じることができませんでした。
ジャンヌダルクに関する他の本から浮かび上がる彼女の人間像からはあまりにもかけ離れているような気がしてしまいどうも本書のキャラクターになじめませんでした。
(エンターテイメント小説と考えて割り切ってしまえばよいのかもしれませんが)
エンターテイメント小説としては、良く出来ているのではないかと思うのですが、ジャンヌダルクを題材とした歴史小説としては今一つの様な気がしました。
作者がジャンヌダルクという歴史上稀有な存在をどのような人物造形で描き出すのか楽しみにしていたのですが、悪い意味で裏切られました。
なんというかマンガとかアニメのステレオタイプ的なヒロイン像になってしまっていて、わたし個人的には、作者の描き出すジャンヌダルクにリアリティーや魅力を全く感じることができませんでした。
ジャンヌダルクに関する他の本から浮かび上がる彼女の人間像からはあまりにもかけ離れているような気がしてしまいどうも本書のキャラクターになじめませんでした。
(エンターテイメント小説と考えて割り切ってしまえばよいのかもしれませんが)
2019年1月19日に日本でレビュー済み
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天然温泉のスーパー銭湯でレモンサワーと読書。傭兵ピエールは著者28歳の時の作品。宝塚宙組の同名公演の原作。歴史書にせよ小説にせよ、佐藤賢一は読者を裏切らない。温泉にお酒に佐藤賢一、極楽極楽。
2018年3月23日に日本でレビュー済み
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ありがとうございました。
最初は道徳観が悪いですが、読めば味がある小説です。
最初は道徳観が悪いですが、読めば味がある小説です。
2021年1月1日に日本でレビュー済み
当時のフランス王国は、混迷を深めるばかりであった。北の島国による侵略で幕をあけた戦争は、貴族たちの内乱などによって泥沼化したまま、すでに百年が経とうとしており、次期フランス国王に至ってはまともに戴冠式も行なえないまま私生児呼ばわりされる始末、戦争につきものの重税によって国民の暮らしは圧迫され、さらに追い討ちをかけるような黒死病の蔓延は、人々の命を雑草の如く刈り取り、あげくのはてには盗賊と化した傭兵部隊が傍若無人に暴れる。そんな、まさに生き地獄を絵に描いたようなフランス国内で、ピエールは奪う側として、強盗略奪の限りを尽くしてきた。そんな彼らがある冬の日に襲った旅の貴族。その中にいたのが、他ならぬジャンヌ・ダルクであった。
フランスを救うという、神に与えられた使命を果たすため、戦場と化したオルレアンへと向かうか弱き少女の姿にピエールは、いったいどのような思いを抱いたのだろうか。使命をはたした後に処女を捧げるという約束をかわしてジャンヌを見逃したピエールは、傭兵のそもそもの生業である職業軍人としてフランス王太子軍への従軍を決意し、ジャンヌがいるはずのオルレアンへと足を向けることになる。だが、そこで彼が見たものは、救世主として降臨した、聖女ジャンヌの姿だった。
自ら戦場の最前線に立って戦士達の士気を鼓舞し、まさに神懸り的な力でフランス軍を勝利へと導いていく少女ジャンヌ・ダルク。だが、本書ではピエールという傭兵の目を通じて、ジャンヌ・ダルクを救世主ではなく、あくまでひとりの人間として描こうとしている。キリスト教の教義に関して純粋なまでに従順で、正しいと決めたことは何が何でも貫こうとする意志の強さ、戦死者に対しては敵であっても祈りを捧げ、溢れんばかりの慈愛を見せる一方で、ピエールやその仲間達に対して見せる、融通の効かない頑なさや、ちょっとしたことに耳まで赤くして恥ずかしがったり怒ったりする、そんな妙に人間臭い一面をうまく書きわける文章は、いかにも読ませるツボを心得ている。そして、そんなジャンヌに特別な想いを寄せながら、傭兵としてのすさんだ生活に壊れてしまった心を少しずつ取り戻し、人として、貴族の息子として誇り高く生きるようになるピエール。その心の成長を何より強く描いた作品は、そのタイトルにあるとおり、傭兵ピエールの物語なのである。
歴史の教科書によれば、ジャンヌ・ダルクは魔女として焚刑に処せられた、とある。だが、小説の世界に歴史の通例がそのまま持ち込まれるとは限らない。本書のなかで、ジャンヌははたしてどのような運命をたどることになるのか? それももちろん本書の読みどころのひとつではある。だが、なによりも、お互いに惹かれるものを感じながら、一方は生死を共にした仲間たちに、もう一方は神によって縛られているピエールとジャンヌが、いったいどのような結末を迎えることになるのかが、一番の感心事と言えるだろう。さらに、ピエールの出生の謎や、仲間たちの行く末、さらには救世主誕生の裏に隠された陰謀など、さまざまな伏線を周到に用意した本書は、もはやただの歴史小説と言うにはあまりにもよく完成された、まぎれもないひとつの物語なのである。
フランスを救うという、神に与えられた使命を果たすため、戦場と化したオルレアンへと向かうか弱き少女の姿にピエールは、いったいどのような思いを抱いたのだろうか。使命をはたした後に処女を捧げるという約束をかわしてジャンヌを見逃したピエールは、傭兵のそもそもの生業である職業軍人としてフランス王太子軍への従軍を決意し、ジャンヌがいるはずのオルレアンへと足を向けることになる。だが、そこで彼が見たものは、救世主として降臨した、聖女ジャンヌの姿だった。
自ら戦場の最前線に立って戦士達の士気を鼓舞し、まさに神懸り的な力でフランス軍を勝利へと導いていく少女ジャンヌ・ダルク。だが、本書ではピエールという傭兵の目を通じて、ジャンヌ・ダルクを救世主ではなく、あくまでひとりの人間として描こうとしている。キリスト教の教義に関して純粋なまでに従順で、正しいと決めたことは何が何でも貫こうとする意志の強さ、戦死者に対しては敵であっても祈りを捧げ、溢れんばかりの慈愛を見せる一方で、ピエールやその仲間達に対して見せる、融通の効かない頑なさや、ちょっとしたことに耳まで赤くして恥ずかしがったり怒ったりする、そんな妙に人間臭い一面をうまく書きわける文章は、いかにも読ませるツボを心得ている。そして、そんなジャンヌに特別な想いを寄せながら、傭兵としてのすさんだ生活に壊れてしまった心を少しずつ取り戻し、人として、貴族の息子として誇り高く生きるようになるピエール。その心の成長を何より強く描いた作品は、そのタイトルにあるとおり、傭兵ピエールの物語なのである。
歴史の教科書によれば、ジャンヌ・ダルクは魔女として焚刑に処せられた、とある。だが、小説の世界に歴史の通例がそのまま持ち込まれるとは限らない。本書のなかで、ジャンヌははたしてどのような運命をたどることになるのか? それももちろん本書の読みどころのひとつではある。だが、なによりも、お互いに惹かれるものを感じながら、一方は生死を共にした仲間たちに、もう一方は神によって縛られているピエールとジャンヌが、いったいどのような結末を迎えることになるのかが、一番の感心事と言えるだろう。さらに、ピエールの出生の謎や、仲間たちの行く末、さらには救世主誕生の裏に隠された陰謀など、さまざまな伏線を周到に用意した本書は、もはやただの歴史小説と言うにはあまりにもよく完成された、まぎれもないひとつの物語なのである。
2016年5月3日に日本でレビュー済み
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時は百年戦争真っ只中のフランス。こんな日本人にとってマイナーな時代を日本の時代劇を見るようなチャンバラ。勿論、佐藤賢一風にユーモアたっぷりに、でもその時代に居合わせたものでなければ体験出来なかったであろう気迫を込めて作者の気風が伝わってくる。ジャンヌダルクの話より主人公ピエールの話が面白い。傭兵の実態が浮き彫りに赤裸々にあますところなく描かれている。特に、三の巻は傑作。黒澤明の作品を思わせるストーリーなのだが、勝利の成果を結局、農民というか市民に与えてしまう落ちが傑作。ハラハラドキドキさせて最後はコメディーで終わっている。下巻はどうなるのでしょう。ジャンヌダルクとの絡みに期待できる。二転三転の波乱万丈の物語。さてどうなりますことやら。
2014年4月9日に日本でレビュー済み
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この著者の『英仏百年戦争』がよかったのと、個人的にジャンヌ・ダルクが好きだったので、購入。
しかしながら、直木賞作家とは思えぬほどに、文章が下手で辟易した。
数十ページ読んだだけで、読むのをやめてしまった。
著者の知識には敬意を払うが、小説家としては、三流ではなかろうか。
しかしながら、直木賞作家とは思えぬほどに、文章が下手で辟易した。
数十ページ読んだだけで、読むのをやめてしまった。
著者の知識には敬意を払うが、小説家としては、三流ではなかろうか。