小説の中に「季節感」を感じることができただけで、
その「季節感」が読んだ時期とシンクロしていただけで、
単純に「あぁ、面白かったなぁ」と思えました。
著者はあとがきでこの作品を
「不思議なノスタルジー小説?みたいなもの」
と言っていますが、本当にそんな感じです。
「こういう夏休み、楽しそうだなぁ・・・」
と、色んなことに思いを巡らせたことがあったり、
結構思い当たる節のある人もいるんじゃないでしょうか?
そういう意味では、
物語自体にノスタルジーを感じるというより、
自分のノスタルジーの中にこの物語がある。
そういう小説でした。
しかし、この小説って8年も前の小説ですか。
携帯電話以外、あまり「現代感」のアイコンがなかったので、
時代を感じさせない内容でしたね。

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嘘つきは妹にしておく (MF文庫 J し 2-1) 文庫 – 2002/11/1
- 本の長さ249ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA(メディアファクトリー)
- 発売日2002/11/1
- ISBN-104840106746
- ISBN-13978-4840106740
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA(メディアファクトリー) (2002/11/1)
- 発売日 : 2002/11/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 249ページ
- ISBN-10 : 4840106746
- ISBN-13 : 978-4840106740
- Amazon 売れ筋ランキング: - 996,530位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年9月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2010年10月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
物語の先頭を走るべき「主人公と妹」が、デレデレ歩いているみたいな序盤の行動は
ご愛嬌なのか、もっとハッチャケた行動でどんどん引っ張ってくれても良ったと思う。
こういう小説ならば、トンデモな意外性とまでは言わないものの、読み手を
呆れさせる位の奇天烈さを盛り込んで欲しかった。
あと一歩で「良い話を読ませてもらった…!」読後感に届いていないのは、登場人物の
誰に対しても思い入れが今一つ出来ない点から来ると思える。
このモチーフなら、「最低でもあと○冊ッ!」くらいは主人公や妹のキャラクターから
しても、きっと作者なら書き切れると思うので、もっともっと面白い話を読ませよう
という欲望を持って欲しい…。
そんな印象でした。
ご愛嬌なのか、もっとハッチャケた行動でどんどん引っ張ってくれても良ったと思う。
こういう小説ならば、トンデモな意外性とまでは言わないものの、読み手を
呆れさせる位の奇天烈さを盛り込んで欲しかった。
あと一歩で「良い話を読ませてもらった…!」読後感に届いていないのは、登場人物の
誰に対しても思い入れが今一つ出来ない点から来ると思える。
このモチーフなら、「最低でもあと○冊ッ!」くらいは主人公や妹のキャラクターから
しても、きっと作者なら書き切れると思うので、もっともっと面白い話を読ませよう
という欲望を持って欲しい…。
そんな印象でした。
2011年3月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ファンタジーに見せかけたミステリーと思いきや、そう見せかけたファンタジー。
著者は演劇畑出身とのことですが、日常と超常や、偶然と必然の捕らえ方が普通の小説とは違う感じが新鮮でした。
ケータイ小説なんかとは真逆の、、出来事そのものやお約束の展開に頼らないこの感じはやっぱりお芝居っぽいのかな。
お話の個々の部分はきちんと調律されていないように見えて、バラバラにならない脈略の纏まり感があります。不思議。
でもお芝居っぽいと言っても、寓話のような不可解な気持ち悪さや怖さはないですね。
ひと夏が舞台のジュブナイル小説といっても、旅行気分やはつらつとした明るさみたいなものは全然無くて、
だけど日陰の心地よさとか、学校や図書館の雰囲気とか、隣町の団地だとか、大人にはそういう匂いが懐かしい。
著者は演劇畑出身とのことですが、日常と超常や、偶然と必然の捕らえ方が普通の小説とは違う感じが新鮮でした。
ケータイ小説なんかとは真逆の、、出来事そのものやお約束の展開に頼らないこの感じはやっぱりお芝居っぽいのかな。
お話の個々の部分はきちんと調律されていないように見えて、バラバラにならない脈略の纏まり感があります。不思議。
でもお芝居っぽいと言っても、寓話のような不可解な気持ち悪さや怖さはないですね。
ひと夏が舞台のジュブナイル小説といっても、旅行気分やはつらつとした明るさみたいなものは全然無くて、
だけど日陰の心地よさとか、学校や図書館の雰囲気とか、隣町の団地だとか、大人にはそういう匂いが懐かしい。
2012年7月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あらすじを読むと壮大な冒険をテーマにした小説に
見えますが、中身は夏休みの日常がメインです。
友だちと夏休みの宿題をしたり花火を観たりと。
それに加えて、失われた本のページを集めるという
ファンタジー的な物語も進行します。
この2つが相まって独特の雰囲気が醸し出されます。
知らない路地裏に迷い込んでしまったみたいな感じです。
どこが優れているわけではないのですが、夏に読むと
妙に自分の中に残ります。
どうか不思議な夏を楽しんでください。
見えますが、中身は夏休みの日常がメインです。
友だちと夏休みの宿題をしたり花火を観たりと。
それに加えて、失われた本のページを集めるという
ファンタジー的な物語も進行します。
この2つが相まって独特の雰囲気が醸し出されます。
知らない路地裏に迷い込んでしまったみたいな感じです。
どこが優れているわけではないのですが、夏に読むと
妙に自分の中に残ります。
どうか不思議な夏を楽しんでください。
2004年9月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ここのレビュー見て買いました。
それぞれの幕の変わり目に出てくる文がいいなと思う、内容も読みやすくて面白かったです。
それぞれの幕の変わり目に出てくる文がいいなと思う、内容も読みやすくて面白かったです。
2006年9月25日に日本でレビュー済み
私の夏はまだ終わってないぞーと思わず思わさせるような作品です。
主人公がある日真っ白な台本を手にして、そこから物語が始まるのです。その台本の失われた物語を集めるために、探す、のではなく、日常生活を送っているだけで良いと・・・。
その普通の生活の中に、新しい妹がいる。
このシチュエーションが良いですね。
とても憧れます。
話のテンポはとても速く、どんどん読み進めていきます。
そして、あっという間に読み終わったというのが一つ。
まだまだ先がみたいのがもう一つ。
ほのぼのとした空気の中に、心地よい風があるという感じでした。
内容に夏、というもののせいか、温かさに溢れています。
物語は短編なので、忙しい人にもお勧め出来ると思います。
是非夏の思い出の記念に一つ。
主人公がある日真っ白な台本を手にして、そこから物語が始まるのです。その台本の失われた物語を集めるために、探す、のではなく、日常生活を送っているだけで良いと・・・。
その普通の生活の中に、新しい妹がいる。
このシチュエーションが良いですね。
とても憧れます。
話のテンポはとても速く、どんどん読み進めていきます。
そして、あっという間に読み終わったというのが一つ。
まだまだ先がみたいのがもう一つ。
ほのぼのとした空気の中に、心地よい風があるという感じでした。
内容に夏、というもののせいか、温かさに溢れています。
物語は短編なので、忙しい人にもお勧め出来ると思います。
是非夏の思い出の記念に一つ。
2007年10月3日に日本でレビュー済み
高校生だったら、「私も仲間に入れて」と思ってしまう本です。
ばらばらになった物語のパーツを手に入れるために、物語の妖精と高校生たちが協力していく不思議なストーリー。
ばらばらになった物語のパーツを手に入れるために、物語の妖精と高校生たちが協力していく不思議なストーリー。
2003年12月23日に日本でレビュー済み
しまった。この物語は夏に読むべきでした。と冬に読んで思いました。
ホラーとかそういうんじゃなくて、いやそうかもしれないけど、雰囲気が残暑向けなのです。
是非、夏休みに読んで欲しい。なんかじっとしていられなくなる。かも。
ホラーとかそういうんじゃなくて、いやそうかもしれないけど、雰囲気が残暑向けなのです。
是非、夏休みに読んで欲しい。なんかじっとしていられなくなる。かも。