★3.1/2023年51冊目/5月10冊目/『同盟を考える―国々の生き方』(岩波新書/岩波書店)/船橋 洋一/P.211/1998年/640円+税 #読書 #読書2023 #読了 #読了2023
アメリカ、ヨーロッパ、アジア諸国ごとの国際戦略を紐解き、日本の進路を考える。同盟を結ぶ場合、「彼方立てれば此方が立たぬ」状況に陥りやすい。その問題をいかに角が立たないようにこなすかが腕の見せ所だろう。さらに、外交上は仲違いしていても、商売上は切っても切り離せない場合も多い。同盟を結び、維持するには、かなりのエネルギーと戦略が必要だな、と感じた。また、NATOの「拡大」を立場によってexpansion、enlagrement、opening、reinforcementと言い分けるのは興味深かった。
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同盟を考える: 国々の生き方 (岩波新書 新赤版 588) 新書 – 1998/11/20
船橋 洋一
(著)
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米ソ冷戦構造が崩壊した今日,国家はどのような生き方を選ぼうとしているのか.アメリカ,イギリス,ドイツ,フランス,韓国など各国の外交,防衛当局者へのインタビューを交え,主要国が思い描く国際戦略のシナリオに鋭く迫る.国際舞台の第一線で活躍するジャーナリストがグローバルな視点で分析する同盟の現実,そして未来像.
- 本の長さ211ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日1998/11/20
- ISBN-104004305888
- ISBN-13978-4004305880
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (1998/11/20)
- 発売日 : 1998/11/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 211ページ
- ISBN-10 : 4004305888
- ISBN-13 : 978-4004305880
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,402,783位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2003年6月17日に日本でレビュー済み
「外交には永遠の友人も永遠の敵もいない。あるのは永遠の国益だけだ」
パーマストンのこの言葉は何度となく引用されるが、日本人にはいまひとつ実感として理解されていないように思われる。友情のパフォーマンスさえも、あるいは敵対のゼスチャーでさえも「国益」を基準にして計られるべきだということが。
ナチスドイツとスターリン体制下のソ連が不可侵条約を締結した時、「欧州情勢は複雑怪奇」と言って総辞職した内閣が日本にあったが、全然単純なことなのである。
外交が致命的に重要である以上、パーマストンの原則、わかりきったこの真理を今一度胸に刻み付けるべきかも知れない。
船橋洋一氏は朝日新聞を代表する外交評論家であり、専門家というのは本来そういうものであるがその視点は徹庡?してイデオロギーを脱却している。彼の評価は力学的なもので、価値判断的なものではない。皮肉なことに朝日新聞のテイスト、そしてこの本の版元である岩波書店のテイストからは遠く離れている。
同盟とはある程度固定化された「国益維持装置」だが、冷戦後、国際環境が変化した以上、その内容が変異するのは避けられない。日米安保しかり、そして他の同盟関係もしかり、である。
イラク戦争で、アメリカの軍事行動に反対する構えを見せたフランスに対し、アメリカはヒステリックとも言える反発を見せたが、それを「幼稚」と切り捨てるのはそれこそ幼稚なことである。なぜならば、幼稚であることが必ずしも効果がないことではないからである。幼稚であり、感情的であればこそ、相手に対するプレッシャーとなることもある。
重視すべきはその背後の力学であり、状況である。
揺れ動く世界の中で、国益という観点から同盟関係を読み解くには、本書は適切なものだろう。
パーマストンのこの言葉は何度となく引用されるが、日本人にはいまひとつ実感として理解されていないように思われる。友情のパフォーマンスさえも、あるいは敵対のゼスチャーでさえも「国益」を基準にして計られるべきだということが。
ナチスドイツとスターリン体制下のソ連が不可侵条約を締結した時、「欧州情勢は複雑怪奇」と言って総辞職した内閣が日本にあったが、全然単純なことなのである。
外交が致命的に重要である以上、パーマストンの原則、わかりきったこの真理を今一度胸に刻み付けるべきかも知れない。
船橋洋一氏は朝日新聞を代表する外交評論家であり、専門家というのは本来そういうものであるがその視点は徹庡?してイデオロギーを脱却している。彼の評価は力学的なもので、価値判断的なものではない。皮肉なことに朝日新聞のテイスト、そしてこの本の版元である岩波書店のテイストからは遠く離れている。
同盟とはある程度固定化された「国益維持装置」だが、冷戦後、国際環境が変化した以上、その内容が変異するのは避けられない。日米安保しかり、そして他の同盟関係もしかり、である。
イラク戦争で、アメリカの軍事行動に反対する構えを見せたフランスに対し、アメリカはヒステリックとも言える反発を見せたが、それを「幼稚」と切り捨てるのはそれこそ幼稚なことである。なぜならば、幼稚であることが必ずしも効果がないことではないからである。幼稚であり、感情的であればこそ、相手に対するプレッシャーとなることもある。
重視すべきはその背後の力学であり、状況である。
揺れ動く世界の中で、国益という観点から同盟関係を読み解くには、本書は適切なものだろう。
2003年4月18日に日本でレビュー済み
朝日新聞でコラムを書いている当代随一のジャーナリストである船橋洋一氏の本です。第2次大戦後に構築された同盟が、冷戦の終焉とともに、どのように変化をしているのかについて、わかりやすく新書にまとめてあります。この本から5年ほど過ぎていますが、同盟の揺らぎについては古さを感じさせないと思います。
2008年9月27日に日本でレビュー済み
「アメリカ・韓国」、「NATO」、「ドイツ・フランス」、「イギリス・アメリカ」、「アジア」など9つの国(地域)の同盟について、各々約20ページ程度で記述。全体を貫く一貫した考え方や時代考察があるわけでなく、それぞれの同盟を個々にとりあげている。
1テーマ20ページという少ないページに、それぞれの国の歴史的経緯や現状、政府高官のコメント、著者の考えなどが雑然と記述されており、「この著者は事実と自分の個人的見解を区分して書くこともできないのか」と感じてしまう。
しかも、簡単なことをわざわざ小難しく気取って書いているとしか思えない文章が続いており、ジャーナリストとしては二流としか思えない。
私は、「約10年前の時点で世界はどう見えていたのか」を振り返る目的もあってこの本を読んだが、著者の考察に「なるほどそうだったのか」という部分は皆無に近く、ほとんど得られるものはなかった。歴史的な事実関係がきちんと整理できるわけでもなく、読む価値のない本と思う。
1テーマ20ページという少ないページに、それぞれの国の歴史的経緯や現状、政府高官のコメント、著者の考えなどが雑然と記述されており、「この著者は事実と自分の個人的見解を区分して書くこともできないのか」と感じてしまう。
しかも、簡単なことをわざわざ小難しく気取って書いているとしか思えない文章が続いており、ジャーナリストとしては二流としか思えない。
私は、「約10年前の時点で世界はどう見えていたのか」を振り返る目的もあってこの本を読んだが、著者の考察に「なるほどそうだったのか」という部分は皆無に近く、ほとんど得られるものはなかった。歴史的な事実関係がきちんと整理できるわけでもなく、読む価値のない本と思う。